結婚式で目にする『イブニングタイ』って?

結婚式で目にする『イブニングタイ』って?

いいウェディングにしたい!

先生、「イブニングタイ」ってよく聞きますけど、どんな服装か教えてください。

ウェディングガイド

「イブニングタイ」は夜の正装で、男性が着る燕尾服っていう服に合わせる白い蝶ネクタイのことだよ。よく「ホワイトタイ」とも呼ばれているね。

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燕尾服に白い蝶ネクタイ! かっこいいですね! どんな時に着ていく服なんですか?

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そうだろう! 結婚式や晩餐会など、特に格式高い場で着る服なんだ。結婚式だと、新郎が着ていることが多いかな。

イブニングタイとは。

結婚式などで使われる「イブニングタイ」という言葉は、男性が夜に正式な場所で着る、後ろ側が燕の尾のような形をした礼服に合わせる、白い蝶ネクタイのことを指します。一般的には「ホワイトタイ」と呼ぶこともあります。

イブニングタイとは

イブニングタイとは

– イブニングタイとは

イブニングタイとは、男性が夜間の正礼装であるテイルコート(燕尾服)に着用する、白い蝶ネクタイのことを指します。 「イブニング」は「夜会」「タイ」は「ネクタイ」を意味し、その名の通り、夜間のパーティーや式典などフォーマルな場面で着用されます。

イブニングタイは、素材に光沢のあるシルクが用いられ、色は白と決まっています。形は一般的な蝶ネクタイと同様に、両端が尖った蝶のような形をしています。 イブニングタイは、「ホワイトタイ」と呼ばれることも多く、結婚式や晩餐会、授賞式、舞踏会など、特に格式高い場で着用されます。

テイルコートは、昼間の正礼装であるモーニングコートよりも格の高い服装とされています。そのため、イブニングタイも、通常の蝶ネクタイよりも格上の、正礼装にふさわしい格式高いアイテムと言えるでしょう。

イブニングタイの由来

– イブニングタイの由来

19世紀のイギリスにおいて、男性の服装は昼と夜で大きく異なっていました。日中はフロックコートと呼ばれる丈の長い上着を身に纏い、夜には燕尾服と呼ばれる、より格式張った装いをしていたのです。

フロックコートには、黒や灰色といった落ち着いた色合いのネクタイを合わせていましたが、燕尾服には、それと対照的に、白のボウタイ、すなわち現在のイブニングタイの原型が用いられるようになりました。

白いボウタイが選ばれた理由には、諸説あります。 清潔感や上品さを際立たせるために、白い布地が選ばれたという説や、夜の薄暗い照明の下でも、白いボウタイは顔周りを明るく見せる効果があり、それが好まれたという説もあります。

いずれにせよ、白いボウタイは、燕尾服と組み合わせて着用されることで、夜の正礼装に欠かせないアイテムとして、次第に人々の間に浸透していきました。そして、その伝統は現代まで受け継がれ、イブニングタイは、特別な夜を彩る、格調高いアイテムとして、今もなお愛され続けています。

時間帯 服装 ネクタイ
フロックコート ネクタイ 黒や灰色
燕尾服 ボウタイ(イブニングタイの原型)

イブニングタイの着用シーン

イブニングタイは、その名の通り、夜に行われる格式高い場で着用する正装用のネクタイです。日中の着用は一般的ではなく、夕方以降の結婚式や晩餐会、授賞式といった場にふさわしいものです。

結婚式においては、新郎がイブニングタイを着用するケースが多く見られます。特に、格式高いホテルや結婚式場といった、華やかで厳かな雰囲気の式場を選ぶ際に、イブニングタイは最適な選択肢と言えるでしょう。

招待客として結婚式に参列する場合、招待状に「服装正礼装」といった記載があれば、イブニングタイの着用が求められます。正礼装は、結婚式に参列する上で最も格式の高い服装であるため、新郎新婦への最大限の敬意を表すものとして、失礼のない装いを心掛けることが大切です。

場面 イブニングタイ着用 備考
夕方以降の結婚式 格式高いホテルや結婚式場の場合に最適
招待状に「服装正礼装」と記載されている結婚式 新郎新婦への最大限の敬意を表す

イブニングタイを選ぶポイント

イブニングタイを選ぶポイント

– イブニングタイを選ぶポイント
イブニングタイは、結婚式や披露宴など、華やかな場にふさわしい、格式高い装いです。
場にふさわしい一本を選ぶために、素材やサイズ、シャツの襟との組み合わせなど、いくつかのポイントを押さえながら選んでいきましょう。

-# 光沢感とドレープが美しい素材選び
イブニングタイの素材には、シルクやサテンなど、光沢のある素材が一般的です。
これらの素材は、上品な光沢感と美しいドレープを生み出し、華やかな場にふさわしい格調高い雰囲気を演出してくれます。

-# 首回りに合わせた適切なサイズ選び
イブニングタイを選ぶ際には、自分の首回りにぴったりと合うサイズを選ぶことが重要です。
タイの幅が広すぎると野暮ったく見え、逆に細すぎると貧相な印象を与えてしまいます。
試着の際には、首元に軽く触れる程度に締め、苦しくないか、緩すぎないかを確かめましょう。

-# シャツの襟との調和
イブニングタイを選ぶ際には、シャツの襟の形とのバランスも考慮する必要があります。
シャツの襟が開いた形のものは、結び目が小さく、上品な印象のイブニングタイが似合います。
一方、シャツの襟が立った形のものは、結び目が大きく、存在感のあるイブニングタイを選ぶと、バランスが取れた印象になります。

イブニングタイで特別な日を彩ろう

– イブニングタイで特別な日を彩ろう

イブニングタイは、結婚式や披露宴、授賞式など、人生の特別な場面に華を添える、格式高い正装用のネクタイです。
その優雅な佇まいは、着用する人の品格を高め、周囲に洗練された印象を与えます。しかし、イブニングタイは普段使い慣れていないアイテムであるがゆえ、着用する際のルールやマナーを正しく理解しておくことが大切です。

イブニングタイと一口に言っても、蝶ネクタイ型とネクタイ型の二種類があります。蝶ネクタイ型は、華やかで可愛らしい印象を与え、特に新郎の衣装として人気があります。
一方、ネクタイ型は、フォーマルな場にふさわしい、厳粛で上品な雰囲気を演出します。どちらのタイプを選ぶかは、式典の形式や自身のイメージに合わせて決定しましょう。

イブニングタイを着用する際には、シャツは必ず襟が折り返された、ウィングカラーシャツやレギュラーカラーシャツを選びます。色は白無地が基本とされており、ベストやカマーバンドを着用する場合は、タイの色と素材を合わせることが重要です。
これらのマナーをしっかりと守ることで、特別な日をより一層輝かしいものにすることができるでしょう。

種類 特徴 着用シーン
蝶ネクタイ型 華やかで可愛らしい印象 新郎の衣装として人気
ネクタイ型 フォーマルな場にふさわしい、厳粛で上品な雰囲気
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