結婚式に欠かせないブーケ、その魅力と種類をご紹介

結婚式に欠かせないブーケ、その魅力と種類をご紹介

ブーケとは？

– ブーケとは？

ブーケとは、結婚式で花嫁が手に持つ花束のことです。古くから西洋で愛され、日本でも結婚式には欠かせないアイテムとなっています。
結婚式という特別な日、花嫁の美しさをより一層引き立て、幸福感や華やかさを演出する、まさに花嫁の象徴と言えるでしょう。

ブーケの歴史は古く、古代ギリシャ時代にまで遡ると言われています。その頃は、ハーブや穀物を束ねて魔除けやお守りの意味で持っていました。時代が進むにつれて、香りの良い花々を束ねるようになり、中世ヨーロッパでは愛の告白の象徴として男性から女性に花束を贈る習慣が生まれました。

そして、19世紀のイギリス、ヴィクトリア女王が結婚式にオレンジの花のブーケを持ち込んだことをきっかけに、ブーケは結婚式に欠かせないものとして世界中に広まりました。

現代では、ブーケは単なる飾りではなく、花嫁の個性や想いを表現する手段としても注目されています。

例えば、純粋さや無垢さを表現する白いバラ、情熱的な愛を表す赤いバラ、友情や感謝の気持ちを伝えるピンクのガーベラなど、花の種類や色、形によって様々なメッセージを込めることができます。

また、思い出の場所の花や、二人の記念日にちなんだ花を選ぶなど、二人だけの特別な意味を込めることもできます。

このように、ブーケは花嫁の想いを乗せて、結婚式という特別な日を彩る大切なアイテムなのです。

生花と造花のブーケ

結婚式で花嫁が手にするブーケは、大きく分けて生花と造花の二種類があります。 生花には、やはり独特の美しさがあります。 生き生きとした花の色合いや、香りが魅力です。
また、その季節に一番美しい旬の花を選べるのも生花の良さです。 春なら華やかなチューリップやスイートピー、夏なら涼しげなアジサイ、秋には落ち着いた印象のコスモスなど、季節感を表現できる花はたくさんあります。
もちろん、バラやユリなど、一年を通して手に入りやすい花と組み合わせれば、さらに個性的なブーケに仕上げることも可能です。
一方、造花を使ったブーケにもメリットはたくさんあります。 造花の一番の魅力は、何と言っても天候に左右されないことです。 真夏の炎天下や、雨の日の結婚式でも、 ブーケがしおれたり、色が変わったりする心配がありません。
また、近年では生花と見分けがつかないほど精巧な作りの造花も増えています。 アーティフィシャルフラワーと呼ばれるこれらの花は、生花のような瑞々しさと、造花ならではの耐久性を兼ね備えています。 結婚式後も思い出の品として、長く手元に残しておきたいと考える花嫁にもおすすめです。

ブーケの形と選び方

結婚式で花嫁が手にするブーケは、その形によって印象が大きく異なり、花嫁の美しさをより一層引き立てます。ブーケの形は大きく分けて三つあります。

まず、丸い形が可愛らしいラウンドブーケは、どんなドレスにも合わせやすく、人気が高いスタイルです。可愛らしい雰囲気の花嫁にぴったりです。次に、すらりと流れるようなラインを描くキャスケードブーケは、エレガントで大人っぽい雰囲気を演出します。豪華なドレスやチャペルでの挙式に最適です。最後に、小脇に抱えるクラッチブーケは、スタイリッシュで洗練された印象を与えます。スタイリッシュなドレスやレストランウェディングなどにおすすめです。

このようにブーケの形は、それぞれ異なる魅力を持っています。ブーケを選ぶ際には、ドレスのデザインや自分の体形、会場の雰囲気などを考慮し、自分にぴったりのブーケを見つけてください。

ブーケの花材

– ブーケの花材

結婚式で花嫁が手にするブーケ。
そのブーケを彩る花材は、バラやユリ、ガーベラ、カーネーションなど、実に様々な種類が存在します。
そして、ブーケに使われる花には、それぞれに異なる花言葉があり、
花嫁の思いや願いを表現する手段として、古くから親しまれてきました。

例えば、
ウエディングブーケの定番とも言えるバラには、「愛」や「美」といった花言葉があります。
この花言葉は、永遠の愛を誓う結婚式にぴったりです。

ユリの花言葉は、「純粋」や「無垢」です。
ユリは、その清楚な姿から、結婚の誓いの場にふさわしい花として、多くの花嫁から愛されています。

ガーベラの花言葉は、「希望」や「前進」です。
ガーベラは、新しい門出を祝う結婚式に、明るい未来を願う気持ちを表現します。

このように、ブーケに使われる花材には、それぞれに素敵な意味が込められています。
ブーケを選ぶ際には、花言葉も参考にしながら、
自分自身の思いや結婚式に込めるメッセージを表現してみてはいかがでしょうか？

結婚式の後のブーケ

– 結婚式の後のブーケ

結婚式という特別な日に手にしたブーケは、その後も思い出として残しておきたいと願う花嫁にとって大切なものです。

生花の状態のブーケは、時間の経過とともに色あせてしまいますが、押し花やドライフラワー、プリザーブドフラワーといった方法で加工することで、その美しさを長く楽しむことができます。

押し花は、ブーケの中からお気に入りの花を選び、専用のシートに挟んで乾燥させることで、薄く平らな状態に加工する方法です。押し花にした花は、そのまま飾ったり、フォトフレームに入れたり、結婚証明書やウェルカムボードなどの結婚式のアイテムに利用したりすることができます。ブーケの一部だけを押し花にして、結婚式の思い出とともに保管しておくのも良いでしょう。

ドライフラワーは、ブーケを逆さまに吊るして乾燥させることで、花本来の形や色味を残したまま乾燥させる方法です。アンティークのような独特の風合いがあり、近年人気が高まっています。ドライフラワーは、そのまま飾ったり、スワッグやリースなどのアレンジメントにしたりと、様々な楽しみ方ができます。

プリザーブドフラワーは、特殊な溶液を用いて生花に保存処理を施すことで、生花に近いみずみずしさと美しさを長期間保つことができる加工方法です。まるで生花のような鮮やかな色彩と質感を長く楽しむことができます。プリザーブドフラワーは、専用のケースに入れて飾ったり、アレンジメントフラワーとして楽しまれたりします。

これらの方法によって、結婚式のブーケは形を変え、色褪せることなく、いつまでも大切な思い出として、二人の新しい生活に彩りを添えてくれるでしょう。