ブートニアの意味とは?結婚式の由来や相場、ブーケとの関係性をご紹介
いいウェディングにしたい!
先生、ブートニアってなんですか?
ウェディングガイド
結婚式で新郎さんが胸につけている花のことだよ。小さな花束みたいだね。
いいウェディングにしたい!
へえー。新婦さんの花束と関係あるんですか?
ウェディングガイド
そうだよ。新婦さんの花束と同じ花が使われていることが多いんだ。素敵な習慣だと思わないかい?
ブートニアとは。
ブートニアとは?
– ブートニアとは?
結婚式で、新郎の左胸にさりげなく飾られる小さな花飾り、それがブートニアです。フランス語で「ボタンホール」を意味する言葉に由来するように、その歴史は古く、かつては上着の襟元に付いているボタンホールに花を挿していた名残と言われています。
現代では、コサージュと同様にピンで留めるスタイルが主流となっています。ブートニアに用いられる花は、一般的に新婦が持つブーケに使用されている花の中から選ばれます。
これは、新郎新婦が夫婦として初めて身に着ける、いわば「お揃い」のアイテムとしての意味合いも込められています。
ブートニアは、新郎の胸元に華を添え、個性を引き立てるだけでなく、結婚式全体に統一感と華やかさを演出する役割も担っています。
ブートニアの由来
– ブートニアの由来
ブートニアは、結婚式で新郎が胸に飾る小さな花飾りです。その起源は、中世ヨーロッパまで遡ります。当時、戦場へと向かう騎士が、愛する女性から花を手渡され、それを鎧に付けていました。過酷な戦場を生き抜くための、愛と勝利の象徴として、また、無事と武運を祈るお守りとして大切に身につけられていたのです。
この習慣は、やがて結婚式にも取り入れられるようになりました。花嫁がブーケを持つようになったのと同様に、新郎は贈られた花を身につけ、永遠の愛を誓い合ったと言われています。
現代では、ブートニアは、主に結婚式で新郎が左胸に飾る花飾りとして定着しています。花嫁のブーケの一部を用いることが多く、これは「二人の心が一つになる」という意味が込められています。また、中世の騎士道精神を受け継ぎ、「花嫁を守る」という誓いの象徴として、ブートニアを身につけるという素敵な意味合いも受け継がれています。
項目 | 内容 |
---|---|
起源 | 中世ヨーロッパの騎士が、愛する人から贈られた花を鎧に付けて戦場に向かった習慣 |
当時の意味 | 愛と勝利の象徴、お守り |
結婚式に取り入れられた由来 | 花嫁がブーケを持つようになったのと同様に、新郎は贈られた花を身につけるように |
現代の意味 | 二人の心が一つになる、花嫁を守るという誓い |
ブートニアとブーケの関係
– ブートニアとブーケの関係
結婚式で新郎が胸に、新婦が手に持つ、美しく彩られた花々。これらは、単なる飾りではなく、ブーケとブートニアと呼ばれ、二人の愛と誓いを象徴する大切なアイテムです。
結婚式において、新郎は永遠の愛の証として新婦にブーケを贈ります。これは、プロポーズの言葉に花を添えて贈られたことに由来しています。そして、新婦はそのブーケから一輪の花を取り出し、新郎の胸ポケットに挿します。これがブートニアの由来であり、ブーケとブートニアは、元は一つであったことを表しています。
新婦は、ブーケを受け取った喜びと感謝の気持ちを込めて、ブートニアを新郎に贈ります。そして、新郎は、新婦の愛を受け止め、永遠に共に歩むことを誓うのです。このように、ブーケとブートニアの交換は、お互いの愛と誓いを確かめ合う、結婚式における重要なセレモニーとなっています。
さらに、ブーケとブートニアは、同じ花材や色合いでコーディネートされることが一般的です。これは、新郎新婦が夫婦となり、二人で一つになることを表現しています。また、使用する花の種類によって、伝えたいメッセージを込めて、結婚式全体のテーマを表現することも可能です。
このように、ブーケとブートニアは、単なる花飾りではなく、二人の愛と誓いの象徴として、結婚式において重要な役割を担っています。
アイテム | 説明 | 意味 |
---|---|---|
ブーケ | 新郎から新婦へ贈られる花束 | プロポーズの言葉に花を添える意味、愛と誓いの象徴 |
ブートニア | 新婦から新郎へ贈られる、ブーケから抜き取った一輪の花 | ブーケと元は一つ、新婦の喜びと感謝、永遠の愛を受け止め共に歩む誓い |
ブートニアの相場
– ブートニアの相場
結婚式で新郎が胸元に飾るブートニア。その価格帯は、使用する花の種類やデザイン、依頼するショップによって大きく異なり、一般的には3,000円から1万円程度と言われています。
ブートニアの価格を左右する要素として、まず挙げられるのは使用する花の種類です。バラや胡蝶蘭など、華やかで人気のある花は比較的高価になる傾向があります。一方、季節の花やグリーンなどを使用することで、費用を抑えつつも個性を演出することも可能です。
また、ブートニアのデザインも価格に影響を与えます。シンプルなものから、複数の花を組み合わせた豪華なものまで、デザインの複雑さによって価格は変動します。さらに、リボンやパールなどの装飾を加える場合、追加料金が発生することもあります。
ブートニアは、ブーケと一緒に注文することが一般的です。多くの場合、ブーケとセットで注文することで割引が適用されるため、予算を抑えられます。
ブートニアは、結婚式全体の費用から見ると小さな部分かもしれませんが、新郎の衣装の雰囲気を大きく左右する重要なアイテムです。予算や全体のイメージに合った、最適なブートニアを選びましょう。
ブートニアを選ぶ際の注意点
– ブートニアを選ぶ際の注意点
結婚式という特別な日に、新郎の胸元を彩るブートニア。小さなアイテムですが、結婚式全体の雰囲気や新郎の衣装とのバランスを考慮して選ぶことが大切です。
格式高い雰囲気のホテルや式場で執り行う、厳かな結婚式には、白や淡いピンク、クリーム色など、上品で落ち着いた色合いのブートニアが最適です。バラや胡蝶蘭など、気品のある花材で仕立てられた、シンプルながらも洗練されたデザインを選びましょう。
一方、緑豊かなガーデンや開放的なレストランなどで行う、アットホームな結婚式には、少し冒険をして、個性的な色や花材を取り入れたブートニアを選んでみてはいかがでしょうか。例えば、季節の花や新婦のブーケと同じ花材を使ったり、新郎の好きな色やテーマカラーを取り入れてみたりするのも素敵です。
また、ブートニアは新郎の胸元に飾られるものなので、新郎の体格や顔立ちに合った大きさや形を選ぶことも重要です。小柄な新郎なら小さめのブートニアを、体格の良い新郎なら存在感のある大きめのブートニアを選ぶとバランスがとれます。
近年では、生花だけでなく、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーで作られたブートニアも人気を集めています。これらの素材は、生花に比べて耐久性が高く、結婚式後も思い出の品として長く楽しむことができるという利点があります。
ブートニア選びを通して、結婚式という特別な日を、より一層輝かせましょう。
結婚式場の雰囲気 | ブートニアの色・花材 | ポイント |
---|---|---|
格式高いホテルや式場での厳かな結婚式 | 白、淡いピンク、クリーム色など上品で落ち着いた色合いのブートニア バラ、胡蝶蘭など気品のある花材 |
シンプルながらも洗練されたデザイン |
緑豊かなガーデンや開放的なレストランなどでのアットホームな結婚式 | 個性的な色や花材を取り入れたブートニア 季節の花や新婦のブーケと同じ花材、新郎の好きな色やテーマカラー |
少し冒険を取り入れる |
全ての結婚式 | 新郎の体格や顔立ちに合った大きさや形を選ぶ | 小柄な新郎なら小さめのブートニア、体格の良い新郎なら存在感のある大きめのブートニア |