結婚式で支払う介添料とは？相場やマナーを解説

結婚式で支払う介添料とは？相場やマナーを解説

結婚式の介添えとは

– 結婚式の介添えとは

結婚式と披露宴。華やかな雰囲気の中、新郎新婦は愛を誓い、ゲストは二人の未来を祝福します。そして、この特別な一日が滞りなく、美しく進行するよう影ながら支えるのが「介添え」です。

介添えは、新郎新婦に寄り添い、様々なサポートを行います。挙式では、新婦の長いトレーンやベールを美しく整えたり、指輪の交換がスムーズに進むようお手伝いします。また、緊張している新郎新婦に笑顔で声をかけ、リラックスさせてあげるのも大切な役目です。

披露宴では、新郎新婦に代わってゲストへの挨拶や案内役を担います。祝辞やスピーチを頼まれたゲストへの事前連絡や、当日のアテンドも重要な仕事です。さらに、急なハプニングにも機転を利かせて対応し、新郎新婦が安心して式に集中できるよう配慮します。

このように、介添えは表舞台に立つことはありませんが、結婚式の成功に欠かせない存在と言えるでしょう。

介添料とは

– 介添料とは

結婚式という特別な一日、花嫁の傍らには常に寄り添い、様々なサポートをしてくれる存在がいます。それが「介添え」と呼ばれる役割であり、その感謝の気持ちとして支払うのが「介添料」です。

介添えの仕事は、単に花嫁に付き添うだけではありません。 挙式から披露宴まで、新婦が最高に美しく、そして安心して式に臨めるよう、様々な形で支えてくれます。 具体的には、着付けやメイクの補助、移動の際のサポート、親族への挨拶の手伝い、ゲストの案内、祝辞やスピーチを依頼する際の声かけなど、多岐に渡ります。

まさに式全体を陰ながら支える、まさに「縁の下の力持ち」と言えるでしょう。 その献身的なサポートに対する感謝の気持ちと、労をねぎらう意味を込めて、金銭を包んで渡すのが一般的です。

一般的に、介添料は「御介添料」と表書きをした祝儀袋に入れて渡します。金額の相場は、式の規模や内容、介添えの方との関係性によって異なりますが、5,000円から1万円が一般的とされています。

介添料の相場

– 介添料の相場

結婚式という特別な一日をスムーズに進行してくれる心強い存在である介添人。
感謝の気持ちを込めてお渡しする介添料ですが、その相場は介添人を誰にお願いするか、どのような役割を担ってもらうかによって異なります。

一般的に、友人や知人に介添えをお願いする場合、その心労への感謝の気持ちとして１万円から３万円程度が相場とされています。
一方、親族が介添人を務める場合は、３万円から５万円を包むことが多いようです。
これは、親族という立場上、通常の友人としての介添えに加えて、親族として気を配るべき点が増えることや、ご祝儀とは別に感謝の気持ちを表したいという考えから、金額が高くなる傾向があります。

ただし、介添料の相場は地域や式場の規模、介添人が当日どれくらいサポートしてくれるかによっても変動するため、一概には言えません。
例えば、遠方から来てもらう場合や、結婚式の準備段階から積極的に手伝ってもらう場合は、相場よりも高めに設定するなど、状況に合わせて柔軟に対応することが大切です。

近年では、結婚式の段取りや流れを熟知した専門の介添え業者に依頼するケースも増えています。
専門業者に依頼する場合、その費用は業者や依頼内容、拘束時間によって大きく異なり、５万円から１０万円が目安となります。

大切なのは、事前に介添人の方とよく相談し、お互いが納得できる金額を設定することです。

介添料を渡すタイミング

– 介添料を渡すタイミング

結婚式当日は、何かと慌ただしく、誰にいつ何を渡せば良いか迷ってしまうもの。中でも、意外と渡しそびれてしまうのが「介添料」です。

介添料とは、結婚式において、新郎新婦の側に付き添い、様々なサポートをしてくれる介添人の方への謝礼です。スムーズな式進行のため、衣装合わせから当日まで、何かと気を配って尽力してくれる介添人へ、感謝の気持ちを込めて渡しましょう。

一般的な渡し方としては、結婚式の当日、披露宴が始まる前に、直接手渡しするのが良いでしょう。もし、披露宴前に渡すタイミングを逃してしまった場合は、披露宴が終わり、新郎新婦が見送りのために玄関に移動する際などに、直接手渡しするのがおすすめです。いずれの場合も、遅くとも、披露宴が終わった後には渡すようにしましょう。

介添料は、基本的に「謝礼」なので、お祝いの気持ちを込めた「ご祝儀」とは区別し、ご祝儀袋ではなく、白無地の封筒を使用します。表書きは、上段に「御礼」、下段に「氏名」またはフルネームで「名字名前」と書きます。中袋がある場合は、表には金額、裏には住所と氏名を書きましょう。金額の目安は、介添人1人につき1万円～3万円です。

渡し方にも気を配り、祝儀袋は、袱紗に包んで持参するのがマナーです。直接渡すのが難しい場合は、親に預けるか、式場に頼んでおくとよいでしょう。

当日になって慌てることのないよう、感謝の気持ちを込めて、失礼のないよう準備しておきましょう。

感謝の気持ちを伝える

– 感謝の気持ちを伝える

結婚式という特別な一日を陰ながら支え、新郎新婦のために心を尽くしてくれる介添えの方。
介添えの方へ贈る謝礼は、感謝の気持ちを形にする大切なものです。しかし、金額の多寡が重要なのではなく、感謝の気持ちと共にお渡しすることが何よりも大切です。

結婚式当日には、感謝の言葉を添えて「本日はよろしくお願いいたします」と一言添え、「御礼」と書いた水引の袋に謝礼を入れ封をして渡しましょう。表書きはボールペンではなく、筆ペンや万年筆を使用するのがおすすめです。

そして、結婚式後には、改めて手紙をしたためましょう。当日のお礼とともに、結婚式を終えてみて改めて感じた介添えの方への感謝の気持ちをしたためると、より一層気持ちが伝わるでしょう。結婚式の準備から当日までを振り返り、心に残った出来事や感謝の言葉を具体的に伝えることで、心のこもったお礼状になります。