結婚式で玉串奉奠を行う意味とは?
いいウェディングにしたい!
先生、「玉串奉奠」って結婚式でよく聞くけど、どんな意味があるんですか?
ウェディングガイド
いい質問だね。「玉串奉奠」は、神様への捧げ物のことだよ。玉串っていうのは、榊の枝に紙垂や木綿をつけたもので、神聖なものとされているんだ。
いいウェディングにしたい!
へえー、榊の枝に紙とかがついてるんですね!それを捧げることで、何かいいことがあるんですか?
ウェディングガイド
そうなんだ。玉串を捧げることで、神様に結婚の報告と、これからふたりで幸せに過ごしていくことを誓っているんだよ。
玉串奉奠とは。
結婚式で「玉串奉奠」という言葉を見かけますが、これは、玉串と呼ばれる、榊の枝葉を束ねて紙垂や木綿をつけたものを、神様にお供えすることです。神前式のときには、新郎新婦や結婚の仲立ちをしてくださった方がこれを行います。神主さんや巫女さんから玉串を受け取ったら、根元を神棚に向けて両手で捧げ持ちます。そして、二回お辞儀をしてから二回柏手を打ち、最後に一回お辞儀をする、という作法で拝礼します。この儀式は「玉串拝礼」とも呼ばれます。
玉串奉奠とは
– 玉串奉奠とは
-# 玉串奉奠とは
玉串奉奠(たまぐしほうてん)は、神道の儀式の中で行われる、最も重要な儀礼の一つです。 神前に玉串と呼ばれる、榊の枝に紙垂や木綿を飾り付けたものを捧げることで、自身の心を神様に伝え、祈りを捧げます。
結婚式における玉串奉奠は、新郎新婦が夫婦として新たな人生を歩み始めるにあたり、二人の誓いの言葉を神様に立て、末永く幸せに過ごせるよう祈願する、非常に重要な意味を持つ儀式です。
具体的には、まず、神職の方から玉串を受け取ります。そして、神前に進み出て深く頭を下げ、二礼二拍手一礼の作法に従って拝礼します。その後、玉串の根元を時計回りに90度回転させて、神様への捧げものとしてふさわしい向きにします。そして、丁寧に玉串立てに奉納します。再び二礼二拍手一礼を行い、夫婦としての決意と感謝の気持ちを込めて深く頭を下げます。
玉串奉奠は、単なる形式的な儀式ではなく、神様と心を繋ぎ、自身の祈りを届ける神聖な行為です。結婚式という特別な日に、夫婦の誓いを神様に伝えることで、二人が共に歩む未来が永遠の幸せで満たされるようにと願いが込められています。
玉串に込められた意味
– 玉串に込められた意味
結婚式や地鎮祭など、日本の伝統的な儀式で見かけることの多い玉串。これは、榊の枝に紙垂や木綿を垂らしたもので、神聖なものとして扱われています。 その形状の美しさだけでなく、深い意味が込められていることをご存知でしょうか。
玉串に用いられる榊は、一年中緑の葉を茂らせる常緑樹です。そのため、古くから「繁栄」や「変わらぬ心」を象徴するものとして、神事に用いられてきました。 また、神様が宿る依り代としても大切にされてきました。
紙垂や木綿にも意味があります。これらには、私たちの身のけがれを祓い清める力があるとされています。 穢れのない状態を作ることで、神様への敬意を表しているのです。
つまり、玉串を捧げるということは、神様への敬意と感謝の気持ちを表し、純粋な心で祈りを捧げるという意味が込められているのです。 その姿は、私たちに、日本人が古来より大切にしてきた精神性を思い出させてくれるでしょう。
玉串の構成要素 | 意味 |
---|---|
榊 | 一年中緑の葉を茂らせる常緑樹であることから「繁栄」や「変わらぬ心」を象徴し、神様が宿る依り代とされている。 |
紙垂や木綿 | 身のけがれを祓い清める力があるとされ、穢れのない状態を作ることで神様への敬意を表す。 |
結婚式での玉串奉奠の順番
結婚式という人生の門出を祝う大切な儀式において、玉串奉奠は神様への誓いと感謝を込めて行う、厳粛な儀式です。
結婚式では、新郎新婦はもちろんのこと、両家の両親や親族代表者が玉串を捧げます。
基本的な順番としては、まず新郎、次に新婦が玉串を捧げます。
続いて、両家の絆を結び、結婚の立会人となる媒酌人が玉串を捧げます。
その後、新郎の父親、母親、新婦の父親、母親の順に、両家の両親が玉串を捧げます。
ただし、結婚式場の形式や宗派、地域によって順番や人数は異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
巫女から玉串を受け取ったら、神前に進み、時計回りに90度回転させて、根元を祭壇に向けて丁寧に捧げます。
玉串を捧げた後は、二回深く礼をし、二回拍手を打ち、最後に一回深く礼をする「二拝二拍手一拝」の作法で拝礼します。
玉串奉奠は、神様への誓いと感謝の気持ちを込めて、心を込めて行うことが大切です。
玉串奉奠の順番 | 備考 |
---|---|
新郎 | |
新婦 | |
媒酌人 | 両家の絆を結び、結婚の立会人となる |
新郎の父親 | 両家の両親 |
新郎の母親 | |
新婦の父親 | |
新婦の母親 |
玉串奉奠のマナー
– 玉串奉奠のマナー
玉串奉奠は、結婚式において神前に結婚を誓う際に、二人の末永いお幸せを祈念して行う、大変神聖な儀式です。
そのため、失礼のないよう、作法を守り、心を込めて丁寧に行うことが何よりも大切です。
-# 玉串の受け渡し方
玉串は、神職や巫女から受け取ります。
この際、右手で玉串の根元に近い部分を持ち、左手で葉先を軽く支えるようにするのが正しい持ち方です。
玉串を受け取ったら、一礼してから祭壇へと進みましょう。
-# 玉串の捧げ方
祭壇の前に進んだら、玉串を時計回りに90度回転させます。
これは、葉先を神様に向けてお供えをするためです。
その後、玉串を胸の高さまで持ち上げて一礼し、両手を添えて丁寧に神前に捧げます。
-# 二拝二拍手一拝の作法
玉串を捧げた後は、二拝二拍手一拝の作法を行います。
二回深く頭を下げてから、胸の前で両手を二度打ち合わせます。
この際、拍手の音は澄んだ音が出るように意識しましょう。
最後に、もう一度深く頭を下げてから席に戻ります。
玉串奉奠は、感謝の気持ちと、これから始まる新しい生活への決意を込めて行う儀式です。
作法を正しく理解し、心を込めて行いましょう。
玉串奉奠を通して夫婦の絆を深める
結婚式は、二人の愛を誓い、新しい人生のスタートを切る特別な瞬間です。その大切な日に、日本の伝統的な儀式である玉串奉奠を取り入れることで、より一層、夫婦の絆を深めることができます。
玉串奉奠は、神社の神前に玉串を捧げることで、神様への感謝の気持ちを伝え、二人の門出を祝う儀式です。緑の葉をつけた榊は、常に繁栄し続ける生命力や、清浄さを表しています。玉串を捧げることで、夫婦として共に生きていく決意を新たにし、神様に見守られながら、健やかに、そして末永く幸せに過ごせるようにと願いを込めるのです。
神聖な雰囲気の中、心を一つにして玉串を捧げることで、夫婦としての自覚が高まり、二人の絆はより一層、強いものとなるでしょう。また、伝統的な儀式を通して日本の文化に触れることは、結婚式という日をより特別なものとし、忘れられない思い出になるはずです。
玉串奉奠は、結婚式という特別な日に、夫婦の絆を深め、二人の未来を明るく照らす、素晴らしい日本の伝統儀式と言えるでしょう。
儀式 | 意味 | 効果 |
---|---|---|
玉串奉奠 | 神社の神前に玉串を捧げることで、神様への感謝の気持ちを伝え、二人の門出を祝う。榊は、常に繁栄し続ける生命力や、清浄さを表す。 |
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