結婚式における席次:下座と上座
いいウェディングにしたい!
先生、「下座」と「上座」って、結婚式でよく聞くけど、どういう意味ですか? 誰がどの席に座るのか、いまいちよく分からなくて…
ウェディングガイド
良い質問だね! 結婚式では、新郎新婦が中心にいて、その席に近いほど「上座」、遠いほど「下座」になるんだ。簡単に言うと、新郎新婦との関係が深い人ほど、近くに座るんだよ。
いいウェディングにしたい!
なるほど!じゃあ、両親は新郎新婦と関係が深いから、上座に座るんですか?
ウェディングガイド
それは少し違うんだ。実は、両家の両親は、両家の末席に座るのが一般的なんだ。これは、両家が対等な立場であることを示すためなんだよ。
下座/上座とは。
結婚式で使う「下座」「上座」という言葉の意味について説明します。「下座」は、席の中で一番下の席のことです。「上座」は、席の中で一番上の席のことです。結婚式のお祝いの席では、新郎新婦に近い席ほど「上座」と考えられていて、新郎新婦との関係が深い人ほど近い席になります。また、両家の両親は、それぞれの家の親族の中で一番遠い席に座るのが習わしです。
結婚式の席次
結婚式と披露宴は、新郎新婦にとって人生の大切な節目となるイベントです。招待客にとっても、お二人の門出を祝う特別な一日となるでしょう。
結婚式では、招待客一人ひとりに感謝の気持ちを伝えるためにも、席順一つにも気を配りたいものです。席次は、単に座る場所を決めるだけでなく、その場に集う人々への配慮と敬意を表す重要な要素となります。
一般的に、結婚式における席次は、新郎新婦から見て左側が新婦側、右側が新郎側とされています。そして、両家の親族席は、それぞれの親族の最上位者を新郎新婦に最も近い位置に配置するのが一般的です。
主賓や会社の上司など、目上の方を上座とする場合は、新郎新婦から見て正面の高砂席から最も遠い席が上座となります。
友人席は、スピーチや余興をお願いする友人などは、新郎新婦から見える位置に配置するのがおすすめです。
席次を考える際には、親族間の関係性や会社の上司と部下の関係性など、様々な要素を考慮する必要があります。
席次表を用意することで、招待客は自分の席をスムーズに確認することができます。席次表は、招待客への配慮としてだけでなく、結婚式全体の雰囲気をより一層華やかに演出する役割も果たします。
上座と下座の基本
– 上座と下座の基本
日本では、古くから受け継がれてきた伝統的な作法として、「上座」と「下座」という考え方があります。これは、その場に集う人々の中で、誰を最も大切なゲストとして扱うかを示す、日本独自の文化と言えるでしょう。結婚式や披露宴のようなお祝いの席においても、この上座と下座の概念は非常に重要視され、席の配置を決める上で基本となります。
まず「上座」とは、文字通り「上の方の席」という意味で、その場に集う人々の中で最も上位の席のことを指します。反対に「下座」とは、「下の方の席」という意味で、最も下位の席のことを指します。
結婚式や披露宴の場合は、新郎新婦が並んで座る高砂の席が、最も格式高い最上席となります。そして、高砂から遠い席ほど「下座」という扱いになります。
結婚式は、両家の結びつきを祝うと同時に、新郎新婦がゲストへの感謝の気持ちを込めておもてなしをする場でもあります。そのため、席順一つにも気を配り、ゲストに対する敬意を表すことが大切です。
項目 | 説明 |
---|---|
上座 | 最も上位の席。結婚式では新郎新婦が座る高砂。 |
下座 | 最も下位の席。結婚式では高砂から遠い席。 |
新郎新婦から見た上座と下座
結婚式や披露宴の会場では、新郎新婦が座る位置を基準に、席次が決まります。基本的には、新郎新婦に近い席ほど「上座」とされ、席次が高いとされています。反対に、新郎新婦から遠い席ほど「下座」となり、席次が低くなります。
これは、新郎新婦にとって、より関係性が深く、日頃からお世話になっている方や目上の方を近くに座ってほしいという考え方が根底にあるからです。
一般的には、両家の両親や祖父母など、親族が上座に座ります。
続いて、親戚、会社の上司や同僚、友人という順番で座っていくことが一般的です。
ただし、会社の上司や恩師など、目上の方であっても、新郎新婦と直接的なつながりが薄い場合は、両家の親族よりも下座になることもあります。その場合でも、会社の上司や恩師を立てる意味で、友人席などよりは上座に案内するのがマナーです。
席次は、結婚式の形式や規模、招待客との関係性によって柔軟に対応する必要があります。迷った場合は、プランナーに相談して、最適な席順を決めましょう。
席次 | 説明 |
---|---|
上座(新郎新婦に近い席) |
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下座(新郎新婦から遠い席) |
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※会社の上司や恩師など、目上の方でも新郎新婦と直接的なつながりが薄い場合は、両家の親族よりも下座になることもあります。その場合でも、会社の上司や恩師を立てる意味で、友人席などよりは上座に案内するのがマナーです。
※席次は、結婚式の形式や規模、招待客との関係性によって柔軟に対応する必要があります。
両家の席順の決め方
– 両家の席順の決め方
結婚式や披露宴における席順は、両家の顔合わせという意味もあり、とても重要な要素です。
基本的には、会場に入場して新郎側を右、新婦側を左に分けます。
特に両家の両親の席は、両家の親族にとって象徴的な意味を持ちます。
一般的には、両家の両親は、それぞれの親族席の中で最も「下座」である、末席に座ります。
これは、自分たちの家や立場よりも、新郎新婦と新しい家族を尊重し、他のゲストをもてなすという、親としての深い愛情と配慮を表しています。
また、両家の結びつきを強調するために、両家の両親を新郎新婦のすぐ近くに席を設ける場合もあります。
いずれの場合も、両家の意向や考え方を尊重し、事前にしっかりと相談しておくことが大切です。
席順一つにも、日本の伝統的な価値観や、家族への温かい想いが込められています。
これらの意味を理解した上で席順を決め、心に残る一日を演出しましょう。
席次表でゲストに配慮を
– 席次表でゲストに配慮を
結婚式という特別な日を、新郎新婦にとってはもちろん、来てくださったすべてのゲストにとって心に残る一日にしたいものです。そのためには、席次表の作成において、ゲストへの細やかな配慮が欠かせません。
まず、ご高齢のゲストや小さなお子様連れのゲストには、会場の入り口から近い、移動しやすい席を考慮しましょう。トイレや授乳室へのアクセスも考慮すると、より一層快適に過ごしていただけます。
次に、ゲスト同士の関係性に気を配りましょう。親族席と友人席など、ある程度グループ分けをすることはもちろんですが、その中でも、初対面のゲストばかりが隣り合わないようにすることが大切です。共通の話題を持つゲスト同士が隣になるように、あるいは、会話好きなゲストの近くに少しおとなしいゲストを配置するなど、バランスを考えましょう。
席次表は、単なる席の配置図ではありません。ゲストへの感謝の気持ちを表す大切なものです。ゲスト一人ひとりの顔を思い浮かべながら、心を込めて席次を決め、誰もが心地よく過ごせるような温かい式にしましょう。
配慮が必要なゲスト | 具体的な配慮内容 |
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ご高齢のゲスト | 会場入り口からの近さ、移動のしやすさに配慮する。トイレへのアクセスも考慮する。 |
小さなお子様連れのゲスト | 会場入り口からの近さ、移動のしやすさに配慮する。授乳室へのアクセスも考慮する。 |
ゲスト同士の関係性 | – 親族席と友人席など、ある程度グループ分けをする。 – 初対面のゲストばかりが隣り合わないようにする。 – 共通の話題を持つゲスト同士を隣にする。 – 会話好きなゲストの近くに少しおとなしいゲストを配置するなど、バランスを考える。 |