結婚式で迷わない！正礼装の基礎知識

結婚式で迷わない！正礼装の基礎知識

正礼装とは？

– 正礼装とは？

正礼装とは、結婚式や晩餐会、授賞式など、格式高い場にふさわしい、最も格の高い服装のことを指します。19世紀から20世紀初頭のヨーロッパで確立された、伝統と格式を重んじる装いです。

正礼装は、その場の雰囲気に相応しい華やかさを持つと同時に、品格と華やかさを兼ね備えていることが求められます。

男性であれば燕尾服、女性であればロングドレスなどが代表的な正礼装として挙げられます。

結婚式に招待された場合、招待状に「正礼装」と記載されていなくても、新郎新婦への敬意を表す意味でも、正礼装で参列することが望ましいとされています。

しかし、最近では格式張らない結婚式も増えているため、迷った場合は、事前に新郎新婦やその家族に相談することをおすすめします。

時間帯で変わる服装のルール

結婚式の服装選びで特に気を付けたいのが、時間帯によって大きく変わる服装のマナーです。招待状を受け取ったら、まずは挙式・披露宴がどの時間帯に行われるのかを確認しましょう。

昼間に行われる結婚式の場合、男性はモーニングコート、女性はアフタヌーンドレスが正礼装とされています。モーニングコートは、昼間の正礼装で最も格式が高い服装です。結婚式はもちろん、授賞式など、格式高い場で着用されます。アフタヌーンドレスは、昼間の結婚式や披露宴で着用される、くるぶしが見えるか隠れるくらいの丈のフォーマルドレスです。

一方、夕方以降の結婚式では、男性は燕尾服、女性はロングドレスが正礼装となります。燕尾服は、夜間の正礼装で最も格式の高い服装です。結婚式や晩餐会など、華やかな場で着用されます。ロングドレスは、夕方以降の結婚式や披露宴で着用される、くるぶしが隠れる程度の丈の長めのフォーマルドレスです。

このように、結婚式における服装のルールは、時間帯によって異なります。時間帯に合わせた服装選びを心掛けることで、新郎新婦や他のゲストに失礼なく、マナーを守って結婚式に参列することができます。

男性の正礼装：格式高い装い

– 男性の正礼装格式高い装い

結婚式や披露宴など、人生の晴れ舞台には、格に合わせた服装が求められます。男性の場合、昼間に行われる式典にはモーニングコート、夕方以降のパーティーなどには燕尾服が正礼装とされています。

モーニングコートは、黒のジャケットに、縦縞模様の入ったグレーのズボンを合わせた、格式高い装いです。ジャケットの前裾が大きくカットされているのが特徴で、昼間の正礼装として広く認識されています。格式の高い結婚式や披露宴はもちろん、叙勲式典など、特に格式を重んじる場にふさわしい正装と言えるでしょう。

一方、燕尾服は、その名の通り燕の尾のように裾が長く伸びたジャケットが特徴です。色は黒が基本とされ、夜間の正礼装として、晩餐会や舞踏会など華やかな場面で着用されます。結婚式においても、格式の高いホテルや専門式場などで行われる場合に選ばれることが多いようです。

いずれの正礼装にも、シャツは襟が立ち上がったウィングカラーシャツ、ネクタイはアスコットタイや蝶ネクタイを合わせるのが一般的です。靴は黒の革靴で、紐を結ぶタイプを選びましょう。正礼装は、細部まで気を配ることで、より一層洗練された印象を与えることができます。

女性の正礼装：華やかさと気品を兼ね備えて

女性の正礼装は、昼と夜で装いを変える必要があります。昼間に行われる結婚式には、アフタヌーンドレスと呼ばれる種類のドレスが適しています。アフタヌーンドレスは、膝下丈で、上品さと華やかさを兼ね備えたデザインが特徴です。一方、夕方以降の結婚式には、イブニングドレスを着用するのが一般的です。イブニングドレスは、床まで届くロング丈で、素材やデザインもより豪華なものが多い傾向にあります。

アクセサリーやバッグ選びも、正礼装においては重要な要素です。ドレスのデザインや雰囲気に合わせて、上品で華美になりすぎないものを選ぶように心がけましょう。例えば、華やかなネックレスを着用する場合は、イヤリングは小ぶりなものにするなど、バランスを意識することが大切です。

結婚式は、お祝いの場であると同時に、格式高い場でもあります。肌の露出は控えめにするのがマナーです。ノースリーブのドレスを着用する場合は、ストールやボレロを羽織るなどして、露出を抑えるようにしましょう。

以上の点を踏まえ、TPOに合わせたふさわしい正礼装で、結婚式という特別な日を華やかに彩りましょう。

正礼装で結婚式に参列する際のマナー

結婚式に正礼装で参列する場合、それは新郎新婦への最大限の敬意を表す、格式高い装いです。しかし、その場にふさわしい服装であると同時に、周りの人への配慮も忘れてはなりません。

まず、服装選びにおいては、華やかすぎるものは避けましょう。結婚式はあくまでも新郎新婦が主役です。スパンコールや華美な装飾が多いドレスや、鮮やかすぎる色の着物は控え、新婦よりも目立つことは控えましょう。

また、教会式の場合は、帽子を着用するのがマナーです。これは、神聖な場所である教会への敬意を表す意味があります。素材や形に決まりはありませんが、華美になりすぎないものを選びましょう。

正礼装は、あなたを美しく見せるだけでなく、新郎新婦への祝福の気持ちを表す、大切な意味を持っています。服装のマナーを守り、心からの祝福を込めて、素敵な式にしましょう。