結婚式の服装選びの基礎知識：礼装の種類とマナー

結婚式の服装選びの基礎知識：礼装の種類とマナー

結婚式の服装における礼装とは

– 結婚式の服装における礼装とは

結婚式は、人生の大きな節目であり、新郎新婦の新たな門出を祝う特別な日です。招待された側は、お祝いの気持ちを表すためにも、ふさわしい服装で参列する必要があります。そこで重要な役割を果たすのが「礼装」です。

礼装とは、冠婚葬祭など格式の高い儀式において、その場にふさわしい服装として定められた服装規定のことを指します。結婚式は、伝統や格式を重んじる場であることから、礼装に関する知識を身につけておくことが大切です。

結婚式における礼装は、大きく分けて「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3つの種類があります。

-正礼装-は、最も格式の高い服装で、結婚式に招待された女性であれば、未婚者は振袖、既婚者は留袖を着用します。男性は、モーニングコートが正礼装とされています。

-準礼装-は、正礼装に次ぐ格式の服装です。女性の場合、洋装であればイブニングドレスやアフタヌーンドレス、和装であれば訪問着などが該当します。男性は、ディレクターズスーツが一般的です。

-略礼装-は、比較的に格式ばっておらず、カジュアルな結婚式などにも着用できる服装です。女性であれば、ワンピースやスーツなどが考えられます。男性は、スーツにネクタイを着用するのが一般的です。

結婚式に招待された際には、招待状に記載されているドレスコードを確認したり、新郎新婦との関係性を考慮したりするなど、TPOに合わせた服装選びを心がけましょう。

昼と夜で異なる服装のルール

結婚式のようなお祝いの席では、場にふさわしい服装を選ぶことが大切です。特に、結婚式は昼と夜で大きく雰囲気が変わるため、服装も時間帯に合わせて選ぶのがマナーです。

午前中の結婚式は、明るい日差しの中で行われることが多く、全体的に晴れやかで厳かな雰囲気となります。そのため、服装は光沢を抑えた落ち着いた色合いのものを選ぶのが良いでしょう。例えば、パステルピンクや薄いブルー、淡いグリーンなどの優しい色合いのドレスがおすすめです。反対に、白や明るいベージュのドレスは、花嫁のウエディングドレスと似た印象を与えてしまうため、避けるのが無難です。

夕方以降の披露宴は、昼間とは打って変わって、華やかでロマンチックな雰囲気となります。そのため、昼間よりも華やかさをプラスした装いが求められます。黒や紺、濃い緑などの落ち着いた色のドレスに、キラキラと輝くアクセサリーやストールを合わせたり、レースやビジューなどがあしらわれた華やかなデザインのドレスを選ぶと良いでしょう。

このように、結婚式のお祝いの場にふさわしい服装は、時間帯によって大きく異なります。服装のマナーに気を配り、新郎新婦をお祝いする気持ちを込めて、結婚式に参列しましょう。

正礼装：最も格式の高い服装

– 正礼装最も格式の高い服装

正礼装は、結婚式において最も格式の高い服装とされています。結婚式に招待されたら、まず招待状を確認し、服装の指定について確認しましょう。

男性の場合、正礼装に当たる服装は燕尾服またはモーニングコートです。燕尾服は、昼間の結婚式で着用されることが多く、夜間の結婚式ではモーニングコートが一般的です。

一方、女性の正礼装はイブニングドレスが代表的です。イブニングドレスは、床までの長さがあり、素材やデザインも華やかなものが多く見られます。

正礼装は、格式高いホテルや公会堂などで行われる結婚式で求められることが多いです。

新郎新婦との関係性や式の格式を考慮し、ふさわしい服装を選びましょう。特に、招待状にドレスコードの指定がある場合は、必ずそれに従うようにしてください。

準礼装：場に華を添える服装

準礼装は、結婚式や披露宴に招待された際に着用する服装の中で、正礼装に次いで格式が高い服装です。結婚式は、人生の大切な節目を祝う華やかな場であり、招待客もそれにふさわしい服装で参加することが求められます。準礼装は、格式を保ちつつも、華やかさを添えることができる服装として人気があります。

男性の場合、黒や濃い紺色など落ち着いた色合いのスーツに、白いシャツとネクタイを合わせるのが一般的です。光沢のある素材や柄物は避け、シンプルなデザインのスーツを選びましょう。靴は、黒の革靴を履くのがおすすめです。

女性の場合は、膝丈かそれよりもやや長い丈のワンピースやスーツを選ぶと良いでしょう。素材は、シフォンやレースなど華やかなものがおすすめです。色は、淡いパステルカラーや落ち着いた色合いが人気です。アクセサリーやバッグは、小ぶりで上品なものを選ぶと良いでしょう。

準礼装は、ホテルや式場など、幅広い結婚式で着用することができます。招待状に服装の指定がない場合は、準礼装で出席するのが無難です。

略礼装：場に馴染む服装

「略礼装」とは、一般的な結婚式で多く見られる服装規定で、「平服」よりも少し格式ばった服装を指します。
具体的には、男性ならスーツやジャケットスタイル、女性ならワンピースやスーツ、アンサンブルなどが該当します。

略礼装は、ホテルや専門式場などで行われる格式高い結婚式ではなく、レストランやゲストハウスなどで行われる比較的にカジュアルな雰囲気の結婚式で選ばれることが多いです。

ただし、カジュアルだからといって、普段着のようなラフな服装や過度な露出は避け、結婚式という場にふさわしい、華やかで上品な装いをすることが大切です。

素材は、シルクやレースなど華やかな印象を与えるものがおすすめです。
色は、白や薄いベージュなど花嫁の衣装の色と被る可能性のあるものは避け、パステルカラーなど、華やかで明るい色がおすすめです。

アクセサリーやバッグなどの小物使いも重要です。
華やかさをプラスするために、アクセサリーを取り入れたり、パーティーバッグを持つと良いでしょう。

結婚式にふさわしい服装選びを

結婚式は、新郎新婦にとって人生の大切な節目となる一日であり、招待客にとっても、二人の門出を祝う特別な日です。招待客として結婚式に参列する際には、お祝いの場にふさわしい服装選びが重要となります。
結婚式における服装選びは、単に自分の好みを優先するのではなく、新郎新婦への敬意と祝福の気持ちを込めて行うべきです。
まず、招待状に記載されているドレスコードをよく確認しましょう。服装規定の表記には、「平服でお越しください」といった場合でも、普段着ではなく、ある程度の格式を意識した服装を選ぶ必要があります。
また、結婚式が開催される時間帯や式場によってもふさわしい服装は異なります。格式高いホテルや専門式場での挙式・披露宴の場合、カジュアルな服装は避け、場にふさわしい華やかさを意識しましょう。一方、レストランウェディングやガーデンウェディングなど、アットホームな雰囲気の式の場合は、比較的自由度の高い服装が許容されることもあります。
さらに、地域や親族間の慣習なども考慮することが大切です。
結婚式は、新郎新婦の新しい門出を祝うと同時に、両家の家族や親族にとっても大切な場です。服装に関する疑問点があれば、事前に新郎新婦や親族に相談するなどして、不安や疑問を解消してから当日を迎えられるように準備しておきましょう。