結婚式で気を付けたい!金属アレルギーについて
- 金属アレルギーとは
金属アレルギーとは、ある種の金属が肌に触れることで、かゆみ、赤み、湿疹といったアレルギー反応が出てしまう症状のことです。誰でも発症する可能性があり、近年では患者数が増加傾向にあります。特に、結婚指輪やアクセサリー、時計など、肌に直接触れる機会が多いものに含まれる金属が原因となるケースが目立ちます。
金属アレルギーは、汗などで溶け出した金属イオンが体内に入り込み、身体のタンパク質と結合することで起こります。この結合によって、本来は無害であった金属が、身体にとっては異物と認識されてしまい、免疫システムが過剰に反応してしまうのです。これが、かゆみ、赤み、湿疹といったアレルギー症状を引き起こす原因です。
金属アレルギーの症状は、金属に触れてから数時間後、あるいは数日後に現れる場合もあります。症状の重さには個人差があり、軽い場合はかゆみ程度で済むこともあれば、重症化すると、水ぶくれや炎症が広範囲に広がってしまうこともあります。
金属アレルギーは、一度発症すると治るのが難しいとされています。そのため、心当たりのある方は、原因となる金属を特定し、なるべく接触しないようにすることが大切です。日頃からアクセサリーを身につける習慣がある方は、素材をよく確認し、金属アレルギー対応のものを選ぶようにしましょう。また、汗をかいた場合はこまめに拭き取るなど、肌を清潔に保つことも重要です。