衣装

結婚式で迷わない!正礼装の基礎知識

- 正礼装とは? 正礼装とは、結婚式や晩餐会、授賞式など、格式高い場にふさわしい、最も格の高い服装のことを指します。19世紀から20世紀初頭のヨーロッパで確立された、伝統と格式を重んじる装いです。 正礼装は、その場の雰囲気に相応しい華やかさを持つと同時に、品格と華やかさを兼ね備えていることが求められます。 男性であれば燕尾服、女性であればロングドレスなどが代表的な正礼装として挙げられます。 結婚式に招待された場合、招待状に「正礼装」と記載されていなくても、新郎新婦への敬意を表す意味でも、正礼装で参列することが望ましいとされています。 しかし、最近では格式張らない結婚式も増えているため、迷った場合は、事前に新郎新婦やその家族に相談することをおすすめします。
アイテム

結婚式に華を添える「ドラジェ」: その意味と魅力

- ドラジェとは ドラジェとは、アーモンドを砂糖でコーティングした、ヨーロッパ生まれの伝統的なお菓子です。 その歴史は古く、13世紀にフランスで誕生したと言われています。 ドラジェの語源は、フランス語で「糖衣」を意味する「dragée」です。その名前の通り、中心にあるアーモンドを、砂糖を溶かして作ったシロップを幾重にも重ねてコーティングしていくことで作られます。 この作業には、職人の熟練した技術と、長い時間をかけて砂糖を結晶化させる必要があり、とても手間がかかっています。 アーモンドには、「豊かさや繁栄」という意味合いがあり、ヨーロッパでは古くから結婚式や洗礼式などの慶事の際に、幸運のお守りとしてドラジェが振る舞われてきました。 特に結婚式では、招待客に幸せのおすそ分けとして、小さな袋や箱に詰めて配る習慣があります。 近年では、カラフルな砂糖衣でコーティングされたものや、アーモンド以外のナッツやチョコレートを包んだものなど、様々な種類のドラジェが登場しています。 おしゃれな見た目のドラジェは、結婚式のプチギフトとして人気を集めています。
予算について

結婚式場のキャンセル料、知って得する基礎知識

- 結婚式のキャンセル料とは 結婚式の準備は、夢と希望に満ち溢れている一方で、予想外の出費が発生する可能性も秘めています。その最たる例が、結婚式のキャンセルです。人生における一大イベントである結婚式を中止せざるを得ない状況は、精神的な負担もさることながら、経済的な損失も大きなものとなります。 結婚式のキャンセルに伴い発生する費用が、「キャンセル料」です。これは、式場や関連業者との契約を解除する際に、既に発生している費用や、本来得られるはずだった収益の損失を補填する目的で請求されます。 キャンセル料の金額は、契約内容やキャンセル時期によって大きく変動します。一般的には、結婚式の日取りが近づくにつれて、キャンセル料の割合も高くなる傾向にあります。これは、準備期間が短くなるほど、式場側が新たな予約を獲得することが困難になるためです。 具体的には、招待状の発送や料理・引き出物の手配など、既に発注済みの費用や、キャンセルによって他の予約を受けられなかったことによる機会損失などがキャンセル料の対象となります。場合によっては、数十万円、数百万円という高額なキャンセル料が発生することも珍しくありません。 結婚式のキャンセルは、経済的な負担が大きいだけでなく、精神的なストレスも伴います。そのため、結婚式場との契約時には、キャンセル料に関する規約をしっかりと確認しておくことが非常に重要です。
手続き

結婚準備の最重要タスク!改姓届と名義変更を徹底解説

- まとめ新しい姓で始める新生活、準備を万端に! 結婚に伴い、多くのカップルはどちらかの姓を選び、夫婦で同じ姓を名乗ることになります。これは、新しい人生のスタートを切るための大切な手続きですが、戸籍や住民票、運転免許証など、様々な手続きが必要となり、煩雑に感じるかもしれません。 結婚が決まったら、まずは新しい姓を決めることから始めましょう。そして、新生活が始まる前に、余裕を持って必要な手続きを済ませておくことが大切です。 具体的には、婚姻届の提出はもちろんのこと、住民票の異動届、運転免許証の変更手続きなど、公的な手続きは多岐に渡ります。また、銀行口座やクレジットカード、携帯電話の名義変更なども忘れずに行いましょう。 さらに、職場や学校、友人などに新しい姓を知らせることも重要です。新しい姓での生活に早く慣れるためにも、周囲への報告は早めに済ませておきましょう。 新しい姓での生活は、期待と不安が入り混じるものかもしれません。しかし、夫婦で協力し、一つずつ準備を進めていくことで、スムーズに新生活をスタートさせることができます。 本記事が、これから結婚される方々のお役に立てれば幸いです。新しい姓とともに、幸せな結婚生活を送られることを心よりお祈り申し上げます。
衣装

和装の最高峰!引き振袖の魅力

- 引き振袖とは -# 引き振袖とは 「引き振袖」はその名の通り、袖丈が非常に長く、歩く際に袖を引きずるほどであることが最大の特徴です。この優雅で印象的な長い袖が、花嫁の立ち居振る舞いをより一層美しく、そして華やかに演出します。 未婚女性の第一礼装とされる振袖の中でも、ひときわ格調が高いとされている引き振袖。かつては大名家や武家など、身分の高い家の婚礼衣装として用いられてきました。その長い歴史の中で、花嫁の美しさを最大限に引き出す着物として、人々に愛されてきました。 現代においても、結婚式や披露宴の場で引き振袖を選ぶ花嫁は少なくありません。格式高い神社やホテルなどでの挙式にも相応しく、和装の最高峰と言えるでしょう。伝統的な美しさを持ちながらも、現代の感覚にもマッチする洗練されたデザインも多いため、多くの花嫁の心を掴んでいます。袖を通すだけで、花嫁の特別な一日を、より一層輝かしいものにしてくれるでしょう。
教会

教会式挙式の基礎知識

- 教会式とは 教会式とは、キリスト教のカトリック教会で神様に永遠の愛を誓う結婚式のことを指します。 教会で行われる結婚式というと、パイプオルガンの音色や聖歌隊の歌声が響き渡る厳かな雰囲気を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実際に、教会式の荘厳な雰囲気は多くのカップルにとって憧れの的となっています。 教会式は、神様とその場に集った参列者の前で愛を誓い、結婚の証人になってもらう、という意味があります。そのため、単なるイベントとしてではなく、夫婦としての新しい門出を祝う神聖な儀式として捉えられています。 教会式の厳粛な雰囲気は、二人の誓いをより神聖なものとしてくれるでしょう。また、神様に見守られながら永遠の愛を誓うことで、二人の未来が永遠の幸せで満たされるようにと願いが込められています。
衣装

ウェディングに最適な靴、ミュールとは?

- ミュールってどんな靴? ミュールとは、かかと部分が覆われていないデザインが特徴の女性用の靴です。つま先から足の甲にかけて深く包み込むような形で、足をしっかりと固定する一方、かかと部分は開放されているため、サンダルのような軽快さも持ち合わせています。 サンダルとよく比較されますが、足の指先が見えるサンダルとは異なり、ミュールは足の甲まで覆われている点が大きな違いです。かかとがないことで脱ぎ履きがしやすいというサンダルの利便性と、足をしっかりと包み込むことで得られる安定感を兼ね備えているのがミュールの魅力と言えるでしょう。 ミュールは、ヒールの高さもさまざまです。すらっとした脚に見せてくれるハイヒールは、特に人気が高いデザインです。一方、普段使いしやすいローヒールやフラットなものもあり、シーンに合わせて選ぶことができます。
和式結婚式

結婚式で夫婦の契りを交わす「三献の儀」

- 三献の儀とは -# 三献の儀とは 日本の伝統的な結婚式である神前式において、欠かせない儀式のひとつが「三献の儀」です。 これは、新郎新婦がお神酒を酌み交わすことで、夫婦の契りを神様の前で誓い、永遠の絆を結ぶことを意味する儀式です。 三献の儀では、「三三九度」と呼ばれるように、三つの盃を用いてお酒を飲み交わします。 まず、小さな盃で一口ずつ、三回に分けて交互に飲みます。 一つの盃で三回飲むことを三度、そしてそれが三つの盃で行われることから「三三九度」と呼ばれています。 古来より、お酒は神聖なものとされ、神様に捧げることで二人の門出を祝うという意味も込められています。 三献の儀は、神様への誓いと感謝の気持ちを表すとともに、夫婦としての新たな門出を祝う、美しく厳粛な儀式と言えるでしょう。
アイテム

婚約指輪の選び方:永遠の愛を誓うにふさわしい一品を

婚約指輪は、男性から結婚を申し込む際に、その愛を受け取ってほしいという気持ちを込めて贈る指輪です。指輪を受け取った女性は、プロポーズへの承諾の証として、左手の薬指にそれをはめます。 なぜ左手の薬指に婚約指輪をはめるのかというと、古代ギリシャで生まれた言い伝えが関係しています。 心臓は体の左側にあるため、左手薬指は心臓に一番近い指だと考えられていました。「愛の血管」と呼ばれる血管が心臓と左手薬指を繋いでいると信じられており、そこに指輪をはめることで、二人の心が永遠に結ばれるとされてきたのです。 このように、婚約指輪は単なる装飾品ではなく、二人の永遠の愛を誓い合う、大切な意味を持つ象徴として、古代ローマ時代から続く伝統的な習慣となっています。
マナー

結婚式に縁起の良い日?六輝の「先勝」について解説

- 「先勝」ってどんな日? 結婚式の日にちを決める時、カレンダーに「六輝」って書いてあるのを見たことありませんか? 「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類がありますが、それぞれの日の意味や良し悪しについて、じっくり考えたことはありますか? 今回は、六輝のひとつである「先勝」について、詳しく説明していきます。 「先勝」は、「先に動けば良い結果になる」という意味を持つ日です。 何事も先に手を打つことで良い結果に結びつくとされ、特に午前中は縁起が良いとされています。 反対に、午後からは縁起が悪いとされており、急な用事は避けて穏やかに過ごすことが勧められています。 結婚式の場合は、午前中に式を始めてしまえば、その後はゆっくりと祝宴を楽しむことができますね。 「先勝」は、何かを新しく始めるのに最適な日とも言われています。 新しい人生を共に歩み始める結婚式には、ぴったりの日と言えるのではないでしょうか?
和式結婚式

費用を抑えて実現?知っておきたい公共施設での結婚式

- 公共施設ってどんな施設? 結婚式といえば、華やかなホテルや洗練されたゲストハウスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし近年、一風変わった会場として注目を集めているのが「公共施設」です。 公共施設とは、その名の通り国民全体のために、国や地方公共団体によって設置・管理されている施設のことです。普段は地域の集会所や図書館、文化会館として利用されており、結婚式場のイメージとはかけ離れているかもしれません。しかし、中には結婚式場としての利用を認めている施設もあるのです。 具体的には、自治体が管理・運営を委託している施設や、共済組合や基金といった公的な性格を持つ団体が運営する施設などが挙げられます。これらの施設は、ホテルやゲストハウスに比べて利用料金が比較的リーズナブルな場合が多く、予算を抑えたいカップルにとって魅力的な選択肢となりえます。 また、施設によっては歴史的建造物や由緒ある庭園など、他にはない魅力的な空間を備えている場合もあります。格式高い雰囲気の中で、思い出に残る結婚式を挙げたいというカップルにもおすすめです。
衣装

ウェディングドレスの新定番?スリップドレスの魅力に迫る

- 歴史 かつて女性の下着といえば、肌着の上に重ねて身に着ける「スリップ」が主流でした。大切な衣服を汗や摩擦から保護するため、多くの女性の装いには欠かせない存在だったのです。 時代は流れ、現代ではアウターを守るというスリップ本来の役割は薄れ、そのシンプルな形状ゆえに、アウターとして着こなすスタイルが注目を集めています。 流れるような美しいシルエットのスリップドレスは、花嫁の清らかさを引き立て、洗練された印象を与えます。装飾を控えたシンプルなデザインは、着用する人の個性を際立たせ、アクセサリーや小物使いで自分らしいコーディネートを楽しむことも可能です。 このように、スリップドレスは現代の結婚式においても、その魅力を放ち続けています。
アイテム

永遠の輝きの秘密:ダイヤモンドとインクルージョン

- ダイヤモンドの価値を決める要素 ダイヤモンドの放つ、美しく神秘的な輝きは、古くから多くの人を魅了してきました。永遠の愛や絆の象徴として、婚約指輪などにも用いられるダイヤモンドですが、その価値は一体どのように決まるのでしょうか。 ダイヤモンドの価値を左右する要素は、「カラット」「カラー」「クラリティ」「カット」の4つ。一般的に「4C」と呼ばれており、この4つの要素が優れているほど、希少価値が高く、高価になります。 中でも「クラリティ」は、ダイヤモンドの透明度を示す要素で、ダイヤモンドの内部に含まれる天然の証である「インクルージョン(内包物)」の有無や大きさ、数、位置などによって評価されます。インクルージョンは、ダイヤモンドが地球深部で気の遠くなるような時間をかけて結晶化する過程で取り込まれたものであり、その種類や形状はまさに千差万別。 インクルージョンは、ダイヤモンドの輝きを損なう要因の一つと考えられていますが、近年では、そのダイヤモンドの個性として捉える見方も広まっています。ふたつとして同じものがないインクルージョンは、まるでダイヤモンドの指紋。世界にたった一つの輝きを生み出す、自然の神秘と言えるでしょう。
写真・ビデオ

結婚式の写真撮影:二人の瞬間を永遠に

結婚式は、人生で最も輝かしい瞬間の一つであり、その貴重な思い出を形として残すために写真撮影は欠かせません。人生最良の日を迎えた二人の笑顔、華やかな衣装に身を包んだ姿、そして、式に参列した大切な家族や友人たちの祝福に満ちた表情。写真には、時間の流れとともに薄れていく記憶を鮮やかに蘇らせる力があります。結婚式の写真は、新郎新婦にとってはもちろんのこと、家族や友人にとっても大切な宝物となるでしょう。 結婚式の写真には、大きく分けて「前撮り」「式当日」「後撮り」の三つの撮影機会があります。前撮りでは、スタジオや思い出の場所などで、ゆったりとした雰囲気の中で撮影することができます。式当日は、挙式から披露宴までの流れの中で、その一瞬一瞬の大切な場面を写真に収めていきます。後撮りは、式の後に改めて衣装を着て、ロケーション撮影など、より自由なスタイルで撮影を楽しむことができます。 どのタイミングで、どのような写真を残したいのか、二人の希望やイメージをしっかりとカメラマンに伝えることが、思い出に残る素敵な写真を撮影するための第一歩です。写真を見返すたびに、結婚式当日の感動が蘇り、家族や友人との絆を改めて感じることができるでしょう。そして、結婚式の写真は、これから始まる新しい章の始まりを告げ、夫婦としての未来を明るく照らしてくれるはずです。
アイテム

指輪選びの注目ポイント!ショルダーで印象が変わる

- 指輪の輝きを左右するショルダーとは? 婚約指輪や結婚指輪を選ぶとき、ダイヤモンドやプラチナといった素材に目が行きがちですが、指輪のデザインを左右する大切な要素は他にもあります。それが今回ご紹介する「ショルダー」です。ショルダーとは、宝石を支える石座と、指輪の輪であるアームをつなぐ部分のこと。宝石のすぐ脇に位置し、一見目立たないように思えるかもしれません。しかし、アームや石座とのバランスによって指輪全体の印象を大きく左右するんです。 例えば、同じ大きさのダイヤモンドでも、ショルダーが細ければ華 delicate な印象に、太ければ存在感のある印象になります。また、ショルダーのデザインによっても雰囲気が大きく変わります。ストレートなラインで構成されたシンプルなショルダーは、スタイリッシュで洗練された雰囲気を演出します。一方、曲線を描いたショルダーや、透かし模様の入ったショルダーは、華やかでフェミニンな印象を与えます。 ショルダーは、指輪の正面から見たときのデザインだけでなく、横から見たときの美しさにも影響を与えます。横から見たときに、ショルダーが指に滑らかに沿うようにデザインされていると、より美しく、つけ心地もよくなります。 このように、ショルダーは指輪のデザインにおいて重要な役割を担っています。婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際には、ダイヤモンドやプラチナといった素材だけでなく、ショルダーにも注目して選んでみてはいかがでしょうか。
衣装

運命のドレス選び! ドレスデザインを徹底解説♡

- ドレスデザインとは? 結婚式という特別な日に身に纏うウェディングドレス。ドレスデザインとは、まさにそのドレスの見た目に関わるすべての要素を指します。シルエット、ネックライン、袖の形、素材、装飾など、その組み合わせは無限大。ひとえにウェディングドレスと言っても、そのデザインは実に多種多様なのです。 例えば、ドレスの全体的な形を決めるシルエット。「Aライン」「プリンセスライン」「マーメイドライン」など、様々な形が存在します。アルファベットのAのように裾に向かって広がるAラインは、誰にでも似合いやすく、上品で清楚な印象を与えます。一方、スカート部分がふんわりと膨らんだプリンセスラインは、まるで童話のお姫様のようで可愛らしい印象です。体のラインに沿ってぴったりとフィットし、裾が魚の尾びれのように広がるマーメイドラインは、大人の女性らしい魅力を引き立てます。このように、シルエットによってドレスの印象は大きく変わるだけでなく、体型に合う合わないも出てきます。 さらに、ネックラインや袖のデザインも重要な要素です。デコルテ部分を美しく見せるハートカットやオフショルダー、可愛らしさを演出するパフスリーブなど、デザインによって雰囲気がガラリと変わります。 このように、ドレスデザインは多岐に渡り、その組み合わせによって個性あふれる一着を作り出すことができます。自分に似合う完璧なウェディングドレスを見つけるためには、ドレスデザインについて理解を深めておくことが重要です。
衣装

黒引き振袖:伝統と格式を纏う和婚の正装

- 黒引き振袖とは -# 黒引き振袖とは 黒引き振袖は、その名のとおり、黒を基調とした格調高い印象を与える振袖です。黒は古くから「他の色に染まらない」という強い意志を表す色とされ、婚礼衣装の中でも特に格式が高いものとされています。 黒引き振袖には、鶴や鳳凰、牡丹など、華麗な吉祥文様が金糸や銀糸で豪華に刺繍されていることが多く、花嫁の美しさをいっそう引き立てます。袖の長さは、振袖の中で最も長い「大振袖」が一般的です。 かつては武家の婚礼衣装として用いられていましたが、現代では白無垢と同様に、挙式でも披露宴でも着用できる正装として、多くの花嫁から支持されています。 黒引き振袖は、白無垢よりも動きやすく、華やかで個性を演出できるという点で人気があります。そのため、神前式で白無垢を着用し、披露宴で黒引き振袖にお着替えをする花嫁も少なくありません。 黒という色の持つ奥深さと、豪華絢爛な刺繍が織りなす美しさは、花嫁の特別な日を unforgettable なものにするでしょう。
その他

結婚式を彩る美しい言葉:華燭の典

- 華やかな結婚式の象徴 「華燭の典」という言葉は、結婚式を華やかに執り行うことを祝う言葉であり、結婚式の美しさを表すのにふさわしい表現です。 華燭とは、美しく飾られた婚礼の席に灯される明るいロウソクを指し、その輝きは、新しい夫婦の門出を祝う喜びと希望に満ち溢れています。 結婚式は、まさに華やかな空間です。新郎新婦は、人生最良の日を迎えるにあたり、特に華やかな衣装を身に纏います。純白のウェディングドレスや、伝統的な白無垢、色打掛など、その場に集う人々の目を奪う美しさです。会場もまた、二人の門出を祝うべく、色とりどりの花々や華やかな装飾品で彩られます。 そして、何よりも、式に参列する人々の笑顔が、その場を華やかな雰囲気で包み込みます。 両家の家族や親戚、友人、同僚など、新郎新婦にとって大切な人々が一堂に会し、二人の未来を祝福します。 「華燭の典」という言葉は、こうした華やかな結婚式の雰囲気を象徴する言葉と言えるでしょう。
アイテム

結婚式を華やかに彩るガーターとは?

- ガーターの起源 ガーターの歴史は、遠い中世ヨーロッパまで遡ります。 当時、靴下を上から吊り上げるための紐であるストッキングは、大変貴重なものでした。そのため、庶民には手の届かない、上流階級の人々だけが身につけることを許されていたのです。 高価なストッキングを、しっかりと足に固定するために用いられたのが、ガーターの始まりでした。 当初のガーターは、現代の私たちが目にするような華やかなものではなく、布や革紐で実用性を重視した簡素なものでした。 しかし、時代が進むにつれて、ガーターは実用的な役割に加え、貴族たちの間で富と権力の象徴 として、その装飾性が高められていきました。 繊細なレースや華麗なリボンで飾られ、宝石や刺繍が施されるなど、贅沢な装飾が施されたガーターが登場しました。 こうして、ガーターは単なる日用品から、身につける者の社会的地位や美意識を表現する重要なファッションアイテムへと進化を遂げたのです。
和式結婚式

厳かで感動的な神前式: 参進の儀で始まる夫婦の道のり

- 神前式における厳粛な入場 日本の伝統的な結婚式である神前式。その厳かな雰囲気の中、ひと際神聖な時が流れるのが「参進の儀」です。これは、新郎新婦が夫婦として初めて共に歩みを進める、結婚式という物語の厳粛な幕開けを意味します。 雅楽の美しくも張り詰めた音色が、辺りを清浄な空気で満たし、式に臨む心を引き締めます。巫女を先頭に、三々九度にも使われる「勺」を持った者が続き、次に新郎、その後ろを紅白の「三条の紐」をかけた雅楽奏者が進みます。そして、新婦は介添人に付き添われ、ゆっくりと本殿へと歩みを進めます。 白い純白の衣裳を身にまとった新婦の姿は、まるで神々しい光を放つかのようです。その一歩一歩は、これから始まる夫婦としての道のりへの決意を表しているように見えます。参進の儀は、単なる移動ではなく、二人の過去と現在、そして未来を繋ぐ、神聖な時間なのです。
食事

ウエディングケーキの主流はアメリカ式?

- 定番のウエディングケーキ 結婚式や披露宴に華を添え、多くの人の注目を集めるウエディングケーキ。一口にウエディングケーキと言っても、さまざまな種類やスタイルがありますが、皆さんはどんなケーキを思い浮かべますか? 恐らく多くの人が、真っ白なクリームで美しく飾られた、四角い形のケーキを思い浮かべるのではないでしょうか。 実はこれは「アメリカ式ウエディングケーキ」と呼ばれるスタイルで、結婚式や披露宴で目にする機会も多く、まさにウエディングケーキの定番と言えるでしょう。 真っ白なクリームは、純粋さや永遠の愛を象徴しており、これから始まる新しい人生の門出にふさわしいとされています。 ケーキの段数は、2段や3段のものが多いですが、中には豪華に5段、6段と重ねたものも。 トップには、新郎新婦の姿をかたどった人形や、砂糖菓子でできた美しい花々などが飾られ、見る人の心を和ませてくれます。 このように、アメリカ式ウエディングケーキは、長い間多くの人に愛され続けている、まさに定番のスタイルなのです。
アイテム

結婚式の必需品!ゲストブック徹底解説

- ゲストブックとは 結婚式や披露宴の受付に置かれている、ゲストが名前や住所を書き込むノートをゲストブックと呼びます。このゲストブックは、新郎新婦にとって結婚式の大切な記念品となるだけでなく、受付を訪れたゲストを最初に出迎える役割も担っています。 従来のゲストブックは、表紙に結婚式の情報や日付、中紙にはゲストが記帳する欄が印刷されたノート型のものが一般的でした。しかし、近年では従来の形式にとらわれず、新郎新婦の個性を表現できる多様なゲストブックが登場しています。 例えば、結婚式のテーマカラーやモチーフに合わせたデザインのゲストブックや、芳名帳のように一枚ずつメッセージを書き込めるタイプのゲストブック、ゲストに結婚式の思い出の写真を貼ってもらうフォトブック型のゲストブックなど、さまざまな形式があります。 このように、ゲストブックは新郎新婦の想いを込めて、自由に選ぶことができます。結婚式のテーマや雰囲気、ゲストとの関係性を考慮しながら、世界に一つだけの特別なゲストブックを作成してみてはいかがでしょうか。
アイテム

結婚式の花嫁の特権!ガーターベルトの魅力を解説♡

- ガーターベルトってどんなもの? ガーターベルトとは、ストッキングをずり落ちないように太ももに固定するためのベルトのことです。ストッキングといえば、現在ではパンストが主流ですが、ひと昔前までは太ももまでの長さのストッキングが一般的でした。しかし、当時のストッキングは伸縮性に乏しく、ずり落ちてしまいがちだったため、それを防ぐためにガーターベルトが使われていました。 その後、ストッキングの素材や機能性が向上したことで、ガーターベルトは次第に姿を消していきました。しかし、ブライダルシーンにおいては、今もなおガーターベルトは根強い人気を誇っています。純白のドレスを身にまとった花嫁が、こっそりとガーターベルトを身に着けることで、どこか禁断の魅力が生まれるのかもしれません。 現在では、ガーターベルトはビスチェと呼ばれるブライダルインナーに装着するのが一般的です。ビスチェは、お腹から腰にかけてを補正してくれる下着で、美しいボディラインを作り出すために欠かせないアイテムとなっています。
衣装

雅な世界観! 十二単の魅力に迫る

- 宮廷文化を象徴する華麗な衣装 「十二単」、その名を聞くと、誰もが華やかで優雅な平安王朝絵巻の世界を思い浮かべるのではないでしょうか。十二単は、平安時代から鎌倉時代にかけて、宮中で着用された女性の正装です。その名の通り、複数の衣服を重ねて着ることが大きな特徴です。 現代の私たちから見ると、非常に複雑で、多くの時間と手間をかけて着ているように思えますが、実は、十二単は当時の合理的なファッションでもありました。重ね着をすることで、気温の変化に柔軟に対応することができ、また、衣服の一部を交換するだけで、様々な場面に対応することができました。 そして、十二単の魅力は、その色の組み合わせにもあります。身分や格式、季節や場に応じて、様々な色の組み合わせが楽しまれました。例えば、春には桜をイメージした淡いピンクや白、秋には紅葉を思わせる赤や橙といったように、自然の風景を反映した色の組み合わせは、見る人の心を和ませたことでしょう。 現代においても、十二単は、その優美な姿で多くの人を魅了し続けています。歴史的な資料としてだけでなく、映画やドラマ、アニメなど、様々な創作物の題材としても取り上げられ、時代を超えて愛されています。