結婚式と披露宴は、人生最良の日。華やかな時間の中にも、滞りなく式を進行することが、最高の思い出を作るために大切です。そのために重要な役割を担うのが『進行表』です。これは、披露宴の始まりから終わりまで、時間を細かく区こって記したスケジュール表のことです。招待客に楽しんでもらうための演出や、感謝の気持ちを伝えるためのイベントなどを、時間内に収まるよう組み立てていきます。 例えば、披露宴の始まりには、新郎新婦入場やウェルカムスピーチなどを配置します。その後、歓談や食事の時間を取りながら、ケーキカットや友人によるスピーチ、余興などのイベントを組み込んでいきます。そして、締めくくりには、新郎新婦から両親への手紙朗読や花束贈呈、謝辞などを行い、最後はゲストに見送られながら退場します。 このように、進行表は、限られた時間の中で、感謝の気持ちや喜びを分かち合い、心に残るひとときを創造するための道しるべとなるものです。綿密に計画することで、スムーズで思い出深い披露宴を実現できるでしょう。

結婚式や披露宴のパーティーで、ゲストの目を惹く演出として人気を集めているのがシャンパンタワーです。 高く積み上げられたグラスの塔に、新郎新婦が頂上からシャンパンを注ぐ瞬間は、会場全体が祝福ムードに包まれ、華やかで印象的な演出は、ゲストの記憶にも深く刻まれることでしょう。 シャンパンタワーは、その美しさだけでなく、縁起の良い演出としても人気があります。シャンパンが注がれる様子は、幸せが溢れ出すように見立てられ、「幸せが末永く続くように」という願いが込められています。また、グラスからグラスへとシャンパンが注がれていく様子は、ゲスト同士の繋がりや絆を表しているとも言われています。 シャンパンタワーを行うタイミングは、披露宴の開始時やケーキ入刀後など、自由に選ぶことができます。会場の雰囲気に合わせて、照明や音楽で演出を盛り上げるのも良いでしょう。写真やビデオに美しく残るよう、プロのカメラマンに撮影を依頼するのもおすすめです。 ゲストへの感謝の気持ちを込めて、祝宴に華を添えるシャンパンタワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

- ジョーゼット装飾とは 結婚式と聞いて、華やかなイメージを持つ人は多いでしょう。美しい花嫁、華やかなドレス、そして会場を彩る装飾。その中でも、近年注目を集めているのが「ジョーゼット装飾」です。 ジョーゼット装飾とは、披露宴会場で新郎新婦が座るメインテーブル、別名高砂席の後方に設置される装飾のことです。天井から薄い布を吊るし、カーテンのようにドレープを作り出すことで、空間全体に優雅で上品な雰囲気を演出します。 この装飾に使われる布地が「ジョーゼット」と呼ばれ、シフォンとよく似た薄くて軽い素材です。ジョーゼットは、その繊細な透け感と柔らかなドレープが特徴で、上品でロマンチックな雰囲気を生み出すのにぴったりです。 かつて、高砂席の背景には金屏風を置くのが一般的でした。しかし、近年では、より自由で個性的な結婚式が求められるようになり、従来の型にとらわれないジョーゼット装飾を選ぶカップルが増えています。 ジョーゼット装飾の魅力は、その美しさだけではありません。布の色や素材、ドレープの作り方によって、さまざまな雰囲気を作り出せるのも大きな魅力です。淡いパステルカラーを使えば、可愛らしく優しい印象に。深みのある色合いでまとめれば、大人っぽく落ち着いた雰囲気を演出できます。 さらに、照明と組み合わせることで、より幻想的でドラマチックな空間を創り出すことも可能です。例えば、スポットライトを当てれば、布の透け感が際立ち、奥行きのある表情が生まれます。 このように、ジョーゼット装飾は、新郎新婦の好みに合わせて自由にアレンジできる、まさに「二人らしさ」を表現できる装飾と言えるでしょう。