美しい着姿に欠かせない伊達締め
- 伊達締めとは
伊達締めは、着物を着る際に欠かせない、肌着の上に着る下着の一つです。幅広の布を胴に巻き付けることで、着物全体の着崩れを防ぐとともに、着物姿を美しく整える役割を担います。
-# 伊達締めの役割
伊達締めは、主に以下の3つの役割があります。
1. -着物の襟元を整え、着崩れを防ぐ- 伊達締めを胸の下あたりでしっかりと締めることで、着物の襟元がよれたり、着崩れたりするのを防ぎます。
2. -おはしょりを整え、美しいラインを作る- おはしょりの上に伊達締めを巻くことで、おはしょりが崩れるのを防ぎ、美しいラインを作ることができます。
3. -帯の締め付けを和らげる- 伊達締めは帯の下に巻くため、帯の締め付けによる負担を軽減する役割も果たします。
このように、伊達締めは、表からは見えない部分で着物姿を支える、縁の下の力持ちと言えるでしょう。
-# 伊達締めの種類
伊達締めには、大きく分けて「織りの伊達締め」と「ゴム製の伊達締め」の2種類があります。
* -織りの伊達締め- 昔ながらの伊達締めです。締め付け感が強く、着崩れしにくいのが特徴です。
* -ゴム製の伊達締め- 近年人気が高まっている、伸縮性のある伊達締めです。締め付け感が柔らかく、着心地が良いのが特徴です。
着物の種類や、体型、締め心地の好みなどによって、使い分けるのが良いでしょう。
伊達締めは、着物姿を美しく保つために欠かせないアイテムです。着物初心者の方はもちろん、着物に慣れている方も、自分に合った伊達締めを見つけて、美しい着物姿を楽しみましょう。