結婚式でもぎり?ちょっと懐かしいその役割とは

結婚式でもぎり?ちょっと懐かしいその役割とは

いいウェディングにしたい!

先生、「もぎり」って結婚式で何をすることですか?

ウェディングガイド

良い質問だね! 結婚式で「もぎり」と言うと、招待客が入場する時に、チケットの一部をちぎって、出席を確認することだよ。

いいウェディングにしたい!

へぇ~! チケットをちぎるだけじゃないんですね! なんで「もぎり」って言うんですか?

ウェディングガイド

そうなんだよ。「もぎり取る」という言葉から来ていると言われているんだ。 半券には、出席者の名前が書いてある場合もあるから、誰が出席したかを確認するためにも使われるんだよ!

もぎりとは。

結婚式などで使われる『もぎり』という言葉は、入場するときにチケットなどを半分に切って渡すことを指します。チケットには、あらかじめ半分に切りやすいように、小さな穴が並んだ線が入れてあり、切り離した部分を『もぎり券』や『もぎり札』と呼びます。『もぎり』の語源は、『もぎり取る』という言葉から来ていると言われています。結婚式のお祝いの席では、2回目に行われるパーティーや、あまり堅苦しくないパーティーの場合に、この『もぎり』の部分に招待客の方々が連絡先を書いて、名前の代わりとして使うことがあります。

結婚式の「もぎり」とは?

結婚式の「もぎり」とは?

結婚式における「もぎり」とは、招待客が会場に入る際、招待状やチケットの一部を切り取ることを指します。映画館や遊園地などで見られる、あの「パチッ」という音を思い浮かべると分かりやすいでしょう。かつては、結婚式でも招待客の受付で、係の人が招待状の一部を切り取る光景がよく見られました。

招待状は、新郎新婦からゲストへの結婚の報告と、式への招待を込めた大切な手紙です。その招待状の一部をもぎりとして切り取る行為には、ゲストが確かに式に訪れたことを確認する役割がありました。また、受付をスムーズに進めるための手段として、多くの結婚式で採用されていたのです。

近年では、結婚式のスタイルが多様化し、招待状のデザインも変化しました。それに伴い、以前のように招待状の一部をもぎる形式は減りつつあります。しかし、二次会やカジュアルなパーティーなどでは、現在でもその名残を見かけることがあります。受付で渡すチケットの一部を切り取り、ゲストの名前やテーブル番号を確認するなど、その方法は様々です。

「もぎり」の役割

– 「もぎり」の役割

結婚式や披露宴に招待されたゲストにとって、受付で「招待状のもぎり」があるのは、ごく当たり前の光景でしょう。しかし、この「もぎり」には、単なる入場チェック以上の大切な役割が二つあります。

一つ目は、招待客の確認です。受付でもぎりをすることで、誰が来場したのかを把握することができます。これは、単に人数を数えるだけでなく、ご祝儀制の場合、誰がいくら包んでくれたのかを把握するためにも役立ちます。特に、近年増えている会費制のパーティーの場合、最終的な参加人数によって会場への支払額が変わることもあるため、正確な人数把握はスムーズな会計処理に不可欠です。

二つ目は、芳名帳の役割を果たすことです。従来の芳名帳は、ゲストが受付で名前や住所を記入するものでしたが、近年では、もぎり券にあらかじめゲストの名前や住所を記入してもらうケースが増えています。このようにすることで、ゲストは受付で記帳する手間が省け、スムーズに会場に入ることができます。また、主催者側は、ゲストの情報が一目でわかるため、招待客の管理や、後日のお礼状送付などが容易になります。

このように、「もぎり」は、結婚式や披露宴を円滑に進める上で、重要な役割を担っているのです。

役割 内容 メリット
招待客の確認 – 実際の来場者の把握
– ご祝儀制の場合、誰がいくら包んだかの把握
– 会費制の場合の正確な参加人数把握
– 円滑な会計処理
– 後日のお礼状送付などが容易
芳名帳の役割 – もぎり券にあらかじめゲストの情報が記入されている – ゲストの受付手続きがスムーズ
– 主催者側の招待客管理が容易

「もぎり」の歴史

「もぎり」という言葉は、元々は「もぎり取る」という言葉からきています。 これは、かつて紙製のチケットの一部を手でちぎり取っていたことに由来します。当時、チケットは一枚の紙でできており、入場時に係員がその一部をちぎり取ることで、入場を確認していました。 時代が進むにつれて、チケットは進化し、ミシン目が付いたものが主流になりました。 これにより、手でちぎるよりも簡単かつ綺麗に切り離せるようになり、専用のハサミや機械で切る方法も普及しました。 結婚式においても、招待客の受付で「もぎり」が行われます。結婚式の招待状には、受付で渡すための「返信はがき」が同封されていることが一般的です。そして、結婚式当日、受付では「返信はがき」の一部を係員が切り取り、出席者を確認します。これは、かつてのチケットのもぎりと同じ役割を果たしており、時代の流れと共にその形を変えながらも、今も受け継がれている文化の一つと言えるでしょう。

時代 チケットの種類 もぎり方
過去 一枚の紙 手でちぎり取る
現在 ミシン目が入ったチケット
結婚式の返信はがき
ハサミ、機械で切る
返信はがきの一部を切り取る

「もぎり」で見られる工夫

「もぎり」で見られる工夫

結婚式や披露宴への招待客の受付で渡される招待状の半券を切り取る「もぎり」。単なる入場管理の役割を担うだけでなく、近年では結婚式全体のテーマや雰囲気に合わせた演出として、工夫を凝らした「もぎり」を取り入れるケースが増えています。

例えば、招待状のデザインと同様に、チケット風のデザインの招待状を作成し、結婚式のテーマカラーやモチーフを取り入れたり、二人の思い出の場所や日付を印刷したりすることで、特別感を演出することができます。さらに、新郎新婦からのメッセージや似顔絵、二人のイニシャルをあしらったロゴなどを加えることで、オリジナリティあふれる「もぎり」に仕上げることができます。

また、「もぎり」の半券部分を抽選券として利用すれば、ゲスト参加型のイベントに繋げることも可能です。披露宴のゲームやプレゼント企画などで活用することで、ゲストに楽しんでもらいながら、一体感を生み出すことができます。

このように、「もぎり」は、工夫次第で結婚式の印象をより特別なものにすることができます。少しのアイデアと工夫で、ゲストを笑顔にする素敵な演出を取り入れてみてはいかがでしょうか。

「もぎり」から感じる温かさ

最近は、結婚式場でも招待客の受付を機械で行うことが多くなりました。しかし、人が一枚一枚丁寧にチケットをもぎる姿は、どこか懐かしい温かさを感じさせてくれます。
結婚式の招待状は、新郎新婦からゲストへの結婚式への招待状であり、二人の新しい門出を祝うための大切なものです。招待状を受け取ったゲストは、喜びと期待を胸に結婚式当日を迎えます。そして、式場でチケットをもぎる際に、ゲストは改めて式への期待感を高めるのです。
「もぎり」という行為は、単なるチケットの確認作業ではありません。それは、ゲスト一人ひとりと向き合い、心からの歓迎の気持ちを伝える大切な場面なのです。受付担当者の笑顔や「本日はおめでとうございます」の一言は、ゲストの心を和ませ、結婚式という特別な空間へと導いてくれます。
デジタル化が進む現代において、アナログな「もぎり」は時代遅れと感じる人もいるかもしれません。しかし、人と人とのつながりを大切にするという点において、「もぎり」は今も昔も変わらない価値を持っていると言えるでしょう。

項目 内容
最近の結婚式場の受付 機械化が進んでいる
人の手で行う受付のもぎりについて 古き良き温かみが感じられる行為である
結婚式の招待状について 新郎新婦からゲストへの結婚式への招待状であり、二人の新しい門出を祝うための大切なもの
ゲストが招待状を受け取ったとき 喜びと期待を胸に結婚式当日を迎える
式場でチケットをもぎる意義 ゲストは改めて式への期待感を高める
ゲスト一人ひとりと向き合い、心からの歓迎の気持ちを伝える大切な場面
受付担当者の役割 笑顔や「本日はおめでとうございます」の一言は、ゲストの心を和ませ、結婚式という特別な空間へと導く
人と人とのつながり デジタル化が進む現代においても、「もぎり」は人と人とのつながりを大切にするという点において、今も昔も変わらない価値を持っている
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