結婚式

マナー

結婚式当日の心付け、渡し方は?

- 心付けとは 結婚式という特別な日には、美容師さんやカメラマンさん、配膳スタッフの方など、様々な方が新郎新婦のために尽力してくださいます。こうした方々に、感謝の気持ちを表すために個人的にお渡しするのが「心付け」です。 心付けは、「当日のお礼」と「労いの気持ち」を込めて渡すもの。金額は3千円から1万円程度が一般的とされています。ただし、これはあくまでも目安です。 心付けを渡す際には、新札を祝儀袋に入れましょう。表書きは「心付け」または「御礼」とします。その際、感謝の言葉を添えて渡すことで、より気持ちが伝わるでしょう。「本日はありがとうございました」「おかげさまで素敵な一日になりました」など、感謝の気持ちを伝えてみてください。 心付けは、感謝の気持ちを表す日本の美しい習慣の一つです。ぜひ、結婚式という特別な日に、感謝の気持ちを込めて、心付けを渡してみて下さい。
お祝い

結婚式の祝電:気持ちを伝える特別なメッセージ

- 祝電とは -# 祝電とは 祝電とは、結婚式や披露宴に出席できない場合に、新郎新婦へのお祝いの気持ちを伝えるために送るお祝いの電報のことです。かつては、郵便局を通じて送る文字だけのメッセージが一般的でした。しかし、近年では、さまざまなรูปแบบの祝電が登場し、人気を集めています。 従来の電報は、決められた台紙に、短いメッセージを添えて送るものでした。簡潔な表現で、新郎新婦への祝福と、結婚式を欠席するお詫びの気持ちを伝えるのが一般的でした。一方、最近の祝電は、より華やかで、個性的なものが増えています。 例えば、可愛らしいぬいぐるみと一緒に届けられるものや、思い出の写真を飾れるフォトフレーム型の電報、結婚式のテーマカラーや新郎新婦の好みに合わせたデザインなど、選択肢は実にさまざまです。また、音声メッセージを添えたり、結婚式の会場に飾れるバルーン電報なども人気があります。 このように、祝電は、時代の流れとともに、その形態や内容を変化させてきました。しかし、結婚式という特別な日に、新郎新婦を祝福し、二人の門出を祝う気持ちは、今も昔も変わりません。直接お祝いの言葉を伝えることができない場合でも、祝電を通じて、心からの祝福を届けましょう。
色々な会場タイプ

親しい人だけで祝う、少人数ウエディングの魅力

- 少人数ウエディングとは 少人数ウエディングとは、その名の通り、家族や親しい友人など、少人数の招待客だけで行う結婚式と披露宴のことを指します。一般的には、40名以下の場合を少人数ウエディングと呼ぶことが多いですが、中には新郎新婦とその家族だけの10名以下で行う場合もあります。 従来の結婚式に比べて、招待客が少ない分、一人ひとりとゆっくり時間をかけて触れ合い、感謝の気持ちを伝えることができます。 また、形式にとらわれず、自由なスタイルで式を挙げられる点も魅力です。例えば、レストランを貸し切ってアットホームな雰囲気で行ったり、海外挙式や国内リゾートでの挙式と組み合わせたりと、自分たちらしさを演出することができます。 少人数ウエディングは、準備にかかる費用や手間を軽減できるというメリットもあります。招待客が少ない分、招待状や席次表などのペーパーアイテムや、引き出物などの費用を抑えることができます。また、準備に追われることなく、心にゆとりを持って当日を迎えられるという点も魅力です。 さらに、近年では、従来の結婚式とは異なる価値観やニーズを持つカップルが増加していることも、少人数ウエディングの人気を後押ししています。例えば、「豪華な式よりも、アットホームで温かい式を挙げたい」「招待客に気を遣わせたくない」「自分たちのペースで式を楽しみたい」といった希望を持つカップルにとって、少人数ウエディングは最適な選択肢と言えるでしょう。
アイテム

感謝を込めて贈る引出物:種類やマナーをご紹介

- 引出物とは 結婚式や披露宴に招待したゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを込めて贈る贈り物を「引出物」といいます。 夫婦からゲストへの結婚の報告と、人生の晴れ舞台に同席してくれたことへの深い感謝の気持ちを表す大切な贈り物です。 また、二人の門出を祝ってくれたゲストの今後の生活が豊かになるようにとの願いも込められています。 かつてはタオルや食器など、地域や家の格式によって様々な品物が贈られていました。 近年ではゲストの好みや生活スタイルが多様化していることを踏まえ、カタログギフトやギフト券など、ゲストが自分の好みに合わせて選べるものが主流となっています。 ゲストは贈られたカタログの中から好きな商品を選んだり、ギフト券を利用して希望の品物と交換したりすることができます。 このように、引出物は時代の変化とともに形を変えながらも、感謝の気持ちを表す贈り物として、結婚式の大切な要素の一つであり続けています。
アイテム

ブーケトスの意味と由来、そして演出のアイデアをご紹介

- 幸せのおすそ分け、ブーケトス 結婚式のお開き間際や、新婚旅行へ出発する直前に行われるブーケトス。 幸せを願って花嫁が持つブーケを、未婚の女性ゲストへ向けて後ろ向きに投げ、受け取った女性は次に結婚できるという、幸せのおすそ分けの演出です。 ブーケトスの由来は諸説ありますが、ヨーロッパで始まったという説が有力です。 古くは結婚式の参列者が花嫁の幸せにあやかろうと、ドレスや髪飾りを引きちぎる習慣がありました。 しかし、あまりにも激しいため、花嫁が持っていたブーケを投げることで、その場を収めたことがブーケトスの始まりと言われています。 日本では、花嫁が結婚式の間ずっと持っていたブーケには、たくさんの幸せが宿ると考えられています。 そのため、ブーケトスは未婚の女性ゲストにとって、次に結婚できるという幸運だけでなく、花嫁の幸せにあやかることができる、特別な瞬間として楽しまれています。 最近では、ブーケトスの他に、ブーケをあらかじめ数本のリボンに結び、そのうちの1本だけを花嫁が持ち、残りのリボンを未婚女性ゲストが引く「ブーケプルズ」や、特定のゲストに直接ブーケを渡す「ブーケパス」など、さまざまな演出も人気を集めています。 ブーケトスは、花嫁の幸せを分かち合い、結婚式を華やかに締めくくる、素敵な演出と言えるでしょう。
衣装

婚礼衣装の輝き:拝絹襟の魅力

結婚式や披露宴は、人生最良の日を祝う特別な場です。新郎が纏う衣装も、その場にふさわしい格調高いものでなくてはなりません。中でも、タキシードやテイルコートは、夜の正装として、格式高い場にふさわしい華やかさと気品を漂わせる衣装です。 これらの衣装の美しさを際立たせる要素の一つに、拝絹襟と呼ばれる襟元があります。拝絹襟は、襟に光沢のある絹地を用いることで、顔周りを明るく華やかに見せる効果があります。 タキシードは、本来、夜会服を簡略化した準礼装として生まれました。現代では、結婚式や披露宴、パーティーなど、幅広い場面で着用されています。一方、テイルコートは、昼の正礼装であるモーニングコートに対応する、夜の正礼装です。燕尾服とも呼ばれ、その名の通り、後身頃が燕の尾のように長く伸びているのが特徴です。 これらの衣装を選ぶ際には、会場の雰囲気や式の形式、招待客の顔ぶれなどを考慮することが大切です。格調高い場にふさわしい衣装を選ぶことで、新郎は自信に満ち溢れ、より一層輝きを増すことでしょう。
アイテム

サムシングブルーで幸せを呼ぶ結婚式

- サムシングブルーとは 結婚式といえば純白のウェディングドレスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。その白く輝くドレスに身を包む花嫁の姿は、まさに幸せの象徴と言えます。しかし欧米では、古くから花嫁の幸せを願って「サムシングフォー」と呼ばれる、4つのアイテムを身に付けるという素敵な言い伝えがあります。 「サムシングフォー」は、「何か古いもの」「何か新しいもの」「何か借りたもの」「何か青いもの」の4つで構成されています。それぞれのアイテムには意味があり、花嫁の未来を祝福し、そして生涯続く幸せを願う気持ちが込められているのです。 その中でも「サムシングブルー」は、「青いもの」を指し、花嫁の清らかさや誠実さを象徴すると言われています。澄み切った青空のような、深く静かな海のような、そんな青色が持つ純粋なイメージは、まさにこれから新しい人生を歩む花嫁にぴったりです。 サムシングブルーとして取り入れやすいアイテムとしては、青いアクセサリーや青いリボンなどが挙げられます。また、目立たない場所でも良いので、ハンカチや靴下に青色を取り入れてみるのも良いでしょう。最近は、ドレスの一部に淡い青色を取り入れたり、ネイルに青色を取り入れるなど、現代風のアレンジを加えながらサムシングブルーを楽しむ花嫁も増えているようです。
アイテム

結婚式を華やかに彩るフラワーガールの役割とは?

- フラワーガールとは -# フラワーガールとは フラワーガールとは、結婚式で花嫁に先立ってバージンロードを歩き、花びらをまく愛らしい女の子のことです。欧米では古くから続く伝統的な習慣で、近年では日本でも人気が高まっています。 白いドレスを身にまとったその姿は、まるで天使のようです。 花嫁の幸せを祈り、結婚式に華やかさと可憐さを添える、大切な役割を担っています。 フラワーガールは、新婦の親族や友人の子どもが務めることが多いですが、最近ではプロの業者に依頼することもできます。 年齢は4歳から10歳くらいまでが一般的です。 フラワーガールの衣装は、白いドレスが定番ですが、結婚式のテーマカラーに合わせたドレスや、花嫁のドレスと似たデザインのドレスを選ぶこともあります。 髪型も、ティアラやリボンなどで可愛らしく飾り付けます。 フラワーガールの役割は、花びらをまくことだけではありません。 挙式中は、新郎新婦の近くに座って、式を見守ることもあります。 また、披露宴では、花束贈呈の手伝いをしたり、ゲームに参加したりと、活躍の場は様々です。 フラワーガールがいることで、結婚式がより一層華やかで、心温まるものになります。
マナー

結婚式の親族紹介:円滑な親戚づきあいのために

- 親族紹介とは 結婚式には両家の親族が数多く出席しますが、中には当日初めて顔を合わせるという方も少なくありません。 親族紹介とは、結婚式という特別な場をきっかけに、両家の親族が互いに知り合い、親睦を深めるための大切な儀式です。 これは、今後の円滑な親戚付き合いへの第一歩となる貴重な機会と言えるでしょう。 具体的には、結婚式に先立ち、両家の家族が顔合わせを行い、お互いのことを紹介します。 格式ばった場ではなく、和やかな雰囲気の中で行われることが一般的です。 親族紹介は、両家の家族構成や親戚関係を把握するよい機会となります。 また、直接顔を合わせて会話することで、お互いの人柄を知ることもでき、結婚式当日も安心して過ごすことができます。 親族紹介は、必ずしも行わなければならないものではありませんが、両家の親睦を深め、円滑な関係を築く上で大変意義深いものです。 結婚式という特別な日を控えているからこそ、親族紹介を通じて、両家の絆を育んでみてはいかがでしょうか。
その他

ゴスペルウエディングで感動に包まれる結婚式を

- ゴスペルウエディングとは ゴスペルウエディングとは、結婚式の中でゴスペル音楽を取り入れた演出のことです。教会式はもちろん、人前式や披露宴など、様々なスタイルの結婚式に組み込むことができます。ゴスペルの力強い歌声とメッセージ性の高い歌詞は、式に参列するすべての人々の心を打ち、忘れられない感動を生み出します。 ゴスペル音楽は、もともとアフリカ系アメリカ人の間で信仰の表現として歌われていたもので、喜びや希望、感謝などの感情が力強く表現されています。結婚式という人生の素晴らしい門出に、ゴスペルの音楽とメッセージは、新郎新婦はもちろん、参列者全員の心を揺さぶる特別な力を持ちます。 教会式では、聖歌隊に代わってゴスペル隊が登場し、厳粛な雰囲気の中にも喜びに満ちた歌声を響かせます。人前式では、誓いの言葉の後や、新郎新婦の入場、退場シーンなどでゴスペルを流すことで、感動的な雰囲気を演出できます。披露宴では、華やかな演出として、ゴスペル隊による迫力のあるライブパフォーマンスを取り入れることも可能です。 ゴスペルウエディングの魅力は、その迫力と感動だけでなく、自由度の高さにもあります。曲のレパートリーも豊富で、定番のゴスペルソングから、新郎新婦の思い出の曲、ゲストへの感謝を込めた曲まで、様々な選曲で式を彩ることができます。 ゴスペル音楽を通して、参列者全員が笑顔と感動に包まれる、そんな特別な結婚式を演出してみてはいかがでしょうか。
その他

結婚式を陰で支えるロビーアテンダント

- ロビーアテンダントとは 結婚式や披露宴会場の顔とも言えるロビーアテンダント。華やかな祝いの場に欠かせない存在ですが、具体的にはどのような役割を担っているのでしょうか。 ロビーアテンダントは、会場に到着したゲストを笑顔で出迎え、最初に結婚式の雰囲気を感じさせる大切な役割を担います。受付の案内や、クロークでのお荷物預かり、ゲストブックへの記帳案内などを行い、スムーズな挙式の進行をサポートします。また、高齢のゲストや小さなお子様連れの方には、席への案内や必要なサポートを提供し、誰もが安心して式に臨めるよう気を配ります。 さらに、ゲストからの様々な質問や要望にも対応します。例えば、挙式会場や披露宴会場の場所、更衣室や化粧室の場所を聞かれた際には、笑顔で丁寧に対応します。また、急な体調不良の際に、適切な処置を行ったり、必要な場合は救護室へ案内するなど、とっさの事態にも冷静に対応できる能力が求められます。 このように、ロビーアテンダントは、ゲスト一人ひとりに気を配り、きめ細やかなサービスを提供することで、結婚式という特別な一日を支える大切な役割を担っています。
マナー

結婚式を支える仲間たち:グルームズメンって?

結婚式という特別な日に、新郎の隣で支え、式を盛り上げる大切な役割を担う男性たち。彼らは「グルームズメン」と呼ばれ、欧米の結婚式では馴染み深い存在です。日本では「アッシャー」と呼ばれることもありますが、正式にはグルームズメンと言います。 グルームズメンは、新郎と長年の友情を育んできた親友や兄弟、親戚などから選ばれます。彼らは単なる式の飾りではなく、新郎の良き理解者であり、結婚式準備から当日まで、精神的な支えとなる存在です。 具体的には、結婚式 attire 選定のアドバイス、独身最後の夜を共に過ごす bachelor party の企画、招待状の発送、結婚式の受付や余興、そして式中の新郎の緊張を和らげるなど、多岐にわたる役割を担います。 新郎新婦にとって、グルームズメンは結婚式を成功させるための心強い味方と言えるでしょう。彼らの存在は、式に華を添えるだけでなく、新郎の新たな門出を祝福し、二人の未来を共に祝う仲間としての意味合いも持ちます。
写真・ビデオ

結婚式のビデオ上映、その魅力を徹底解説!

- 結婚式の定番演出 結婚式の披露宴といえば、さまざまな演出が行われますが、近年特に人気を集めているのがビデオ上映です。 かつては新郎新婦の生い立ちを紹介するものが主流でしたが、最近では招待客も巻き込んだ、より個性的な内容が人気です。 例えば、新郎新婦の幼少期の写真を並べて、どちらの顔に似ているかをゲストに当ててもらうクイズ形式の演出や、ゲストへのサプライズメッセージビデオなど、趣向を凝らした内容で、会場全体を笑顔と感動に包み込みます。 また、写真のスライドショーも根強い人気です。 音楽に合わせて、思い出の写真が次々と映し出される様子は、新郎新婦にとってはもちろん、ゲストにとっても忘れられない時間となるでしょう。 さらに、感謝の気持ちを込めて、手作りの映像を上映するカップルも増えています。 時間をかけて、心を込めて作った映像は、世界に一つだけの、最高の贈り物になるはずです。 このように、ビデオ上映は、感謝の気持ちを伝え、会場全体を一つにする、結婚式の定番演出として、これからも多くのカップルに愛され続けるでしょう。
式場選び

結婚式場の仮予約のススメ:後悔しない会場選びのために

- 結婚式場探しにおける仮予約とは? 結婚式場探しという特別な旅が始まったばかりの皆さんは、「仮予約」という言葉に疑問を抱くかもしれません。「一体何だろう?」と。 簡単に説明すると、仮予約とは、数ある結婚式場の中から気になる会場を見つけ出した時に、希望の日にちを一時的に確保しておくためのシステムのことです。 「本予約と何が違うの?」という声が聞こえてきそうですね。 大きな違いは、仮予約は特定の期間だけ、その会場と日にちを確保できるという点です。つまり、この期間中は他のカップルが同じ日にちに結婚式を挙げることはできません。 まるで、気になる洋服をしばらくの間、お取り置きしてもらうような感覚でしょうか。 仮予約というシステムがあることで、心に余裕を持って会場の雰囲気を実際に感じたり、他の会場と比較検討したりすることができます。 焦らずじっくりと、二人の未来を描く大切な結婚式場探しを進めていきましょう。
式場選び

結婚式場、成約前に確認すべきこと

- 結婚式の予約 結婚式の日取りが決まり、いよいよ準備開始!最初に多くの方が取り掛かるのが、結婚式場の予約です。人生で最も輝く瞬間を彩る舞台となる結婚式場は、二人にとって特別な意味を持つ場所。だからこそ、時間と手間を惜しまず、二人にぴったりの理想の会場を見つけ出すことが大切です。 情報収集の第一歩として、インターネットや結婚情報誌を活用しましょう。気になる会場を見つけたら、まずはウェブサイトやパンフレットで基本情報を確認します。写真や動画で会場の雰囲気をつかめるだけでなく、収容人数や設備、料金プランなどもチェックできます。 そして、情報収集である程度絞り込んだら、いよいよ会場見学へ!写真や動画だけでは分からない、会場の雰囲気やスケール感を肌で感じ取ることができます。見学の際には、実際に式を挙げているところをイメージしながら、バージンロードの長さや天井の高さ、ゲストとの距離感などを確認しましょう。また、控室や親族控え室など、ゲストが利用するスペースもしっかりと確認することも大切です。 さらに、料理の試食や演出体験など、会場によって様々なフェアが開催されていることも魅力です。積極的に参加して、当日のイメージを膨らませましょう。 このように、情報収集や見学を通して、理想の結婚式場を見つけていきましょう。
和式結婚式

結婚式の祝詞:二人の未来を照らす神聖な言葉

結婚式というと、純白のウェディングドレスや華やかな披露宴会場を思い浮かべる方が多いでしょう。もちろん、それらも結婚式にとって大切な要素の一つです。しかし、日本の伝統的な結婚式である神前式において、最も厳粛な雰囲気が漂うのは、神殿の中で行われる「祝詞奏上」の時です。 神殿に入場する際、新郎新婦は緊張した面持ちで、一歩一歩を踏みしめるように歩を進めます。参列者もまた、その厳かな雰囲気に呑まれ、静かに二人を見守ります。やがて、神職によって祝詞が奏上されると、辺りは水を打ったような静寂に包まれます。祝詞は、単なる儀式的なものではありません。二人の未来が永遠の幸せで溢れるように、そして、二人の門出を祝い、末永く共に歩むことを誓う、神聖な祈りの言葉なのです。 参列者は、祝詞を通して、結婚の重みや神聖さを改めて実感します。それは、新郎新婦にとっても、夫婦としての一歩を踏み出すにあたって、身の引き締まる思いを抱かせる瞬間となるでしょう。そして、この厳粛な時間と空間が、二人の未来を明るく照らしていくのです。
マナー

結婚式での「お開き」の意味とは?

結婚式は、二人の未来に向けて新たな章が始まる、人生で最も喜びに満ちた晴れの舞台と言えるでしょう。誰もが心からの祝福を贈り、二人の門出を祝いたいと願う一方で、結婚式には古くから伝わる言い伝えや、守るべきマナーが存在します。特に、言葉遣いには細心の注意が必要です。日本では、言葉には不思議な力が宿ると考えられており、縁起を担ぐ文化が根強く残っています。そのため、結婚式のようなおめでたい席では、夫婦の別れや不幸を連想させる言葉、再婚を連想させる言葉を避けることが重要とされています。これらの言葉を「忌み言葉」と呼び、うっかり口にしてしまわないよう、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。
色々な会場タイプ

懐かしさと温かさに包まれる 自宅結婚式

- 自宅結婚式とは 自宅結婚式とは、その言葉の通り、住み慣れた我が家を式場に見立てて行う結婚式のことを指します。古くから日本で親しまれてきたスタイルですが、近年、その温かみに溢れた雰囲気や自由度の高さが再認識され、再び注目を集めています。 従来の結婚式場で行う挙式や披露宴とは異なり、自宅結婚式には決まった形式はありません。そのため、新郎新婦の希望や個性を自由に表現できることが最大の魅力と言えるでしょう。例えば、庭でテントを張ってガーデンウェディングのような演出をしたり、思い出の品々で会場を飾り付けたり、 catering を利用して手作り料理を振る舞ったりと、アイデア次第でオリジナリティ溢れる式を創り上げることができます。 また、自宅結婚式は、家族や親族だけで行う少人数の結婚式にも最適です。アットホームな空間の中で、ゆっくりと時間を共有しながら、心温まるひとときを過ごすことができます。形式にとらわれず、自分たちらしさを大切にした結婚式を挙げたいと考えるカップルにとって、自宅結婚式は最良の選択となるでしょう。
教会

結婚式における司祭の役割とは?

キリスト教において、司祭は神と人とを繋ぐ、橋渡しのような大切な役割を担っています。キリスト教の教会には、司教、司祭、助祭という位階制度が存在します。その中で司祭は中間に位置し、人々にとって身近な存在として、日々の礼拝やミサ、結婚式や葬儀といった人生の様々な儀式を司ります。 司祭は、神様の教えを人々に分かりやすく伝え、祈りを捧げ、人々の心の支えとなる存在です。また、困っている人がいれば相談に乗り、悩んでいる人がいれば共に祈り、心のケアを行うことも重要な役割です。 歴史を振り返ってみると、司祭は宗教的な指導者としてだけでなく、地域社会においても重要な役割を担ってきました。人々は司祭の元で集い、教えを学び、共に祈りを捧げ、地域社会の精神的な支柱としての役割を果たしてきたのです。 このように、司祭はキリスト教において、神と人、そして人と人との繋がりを築き、支える、無くてはならない存在と言えるでしょう。
和式結婚式

結婚式の「水合わせの儀」とは?感動的な儀式の由来や意味を解説

- 「水合わせの儀」の由来 日本の伝統的な結婚式で見られる「水合わせの儀」は、その名の通り、新郎新婦がそれぞれの育った土地の水をひとつの器に合わせることによって、夫婦としての新たな道を歩み始めることを象徴する儀式です。その美しさから、現代でも多くのカップルに愛され続けています。 この「水合わせの儀」の起源は、遠い昔、平安時代にまで遡ると言われています。当時の貴族階級の間では、「共飲の儀」と呼ばれる儀式が行われていました。これは、夫婦となる二人が同じ盃の酒を分かち合うことで、永遠の契りを交わすというものでした。 やがて時代が流れ、この「共飲の儀」は貴族だけでなく、庶民の間にも広まっていきます。その過程で、酒に代わって、より身近な「水」を用いるようになり、現在の「水合わせの儀」の形へと変化していきました。それぞれの生まれ育った土地の水を合わせるという行為には、異なる環境で育った二人が、お互いの過去を尊重し合いながら、新たな家庭を築き上げていくという意味が込められています。
アイテム

結婚式に欠かせないブーケ、その魅力と種類をご紹介

- ブーケとは? ブーケとは、結婚式で花嫁が手に持つ花束のことです。古くから西洋で愛され、日本でも結婚式には欠かせないアイテムとなっています。 結婚式という特別な日、花嫁の美しさをより一層引き立て、幸福感や華やかさを演出する、まさに花嫁の象徴と言えるでしょう。 ブーケの歴史は古く、古代ギリシャ時代にまで遡ると言われています。その頃は、ハーブや穀物を束ねて魔除けやお守りの意味で持っていました。時代が進むにつれて、香りの良い花々を束ねるようになり、中世ヨーロッパでは愛の告白の象徴として男性から女性に花束を贈る習慣が生まれました。 そして、19世紀のイギリス、ヴィクトリア女王が結婚式にオレンジの花のブーケを持ち込んだことをきっかけに、ブーケは結婚式に欠かせないものとして世界中に広まりました。 現代では、ブーケは単なる飾りではなく、花嫁の個性や想いを表現する手段としても注目されています。 例えば、純粋さや無垢さを表現する白いバラ、情熱的な愛を表す赤いバラ、友情や感謝の気持ちを伝えるピンクのガーベラなど、花の種類や色、形によって様々なメッセージを込めることができます。 また、思い出の場所の花や、二人の記念日にちなんだ花を選ぶなど、二人だけの特別な意味を込めることもできます。 このように、ブーケは花嫁の想いを乗せて、結婚式という特別な日を彩る大切なアイテムなのです。
色々な会場タイプ

結婚式のスタイル:ふたりらしさを彩る人前式

- ふたりらしい結婚式とは 結婚式は、人生の新たな章を始める特別な節目です。 だからこそ、形式や伝統にとらわれず、ふたりらしいスタイルで祝いたいという気持ちを持つ方も多いのではないでしょうか。 従来の結婚式は、多くの場合、決まった形式や段取りがあり、新郎新婦はそれに沿って式を進めることが一般的でした。 しかし、近年では、そうした形式にとらわれず、もっと自由で個性的な式を挙げたいと考えるカップルが増えています。 では、「ふたりらしさ」とは、具体的にどのようなものでしょうか? それは、二人の生い立ちや価値観、思い出の場所や好きなものなど、さまざまな要素から生まれます。 例えば、音楽が好きな二人なら、思い出の曲を生演奏で流したり、共通の趣味を持つ友人たちとバンド演奏を披露したりするのも素敵です。 また、旅行好きの二人なら、思い出の場所をテーマにした会場装飾や、旅先で出会った料理を振る舞うのも良いでしょう。 大切なのは、自分たちの想いを大切に、ゲストへの感謝の気持ちを込めて、結婚式を作り上げていくことです。 結婚式は、人生で一度きりの特別なイベントです。 形式にとらわれず、ふたりらしい結婚式で、最高の思い出を作りましょう。
アイテム

サムシングブルーで叶える幸せな結婚式

- サムシングブルーの由来 結婚式に花嫁が身につけると幸せになれると言われる欧米の言い伝え「サムシングフォー」。\nその中のひとつ、「サムシングブルー」をご存知でしょうか?\nサムシングブルーとは、「何か青いもの」を結婚式で身につけるというもので、\nその由来は、聖母マリアのシンボルカラーである青色に由来しています。\n\n聖母マリアの青い衣は、花嫁の純潔や清らかさの象徴とされ、\n古くからヨーロッパの人々に愛されてきました。\n\nまた、中世ヨーロッパでは、青色は真実や誠実さを象徴する色とされており、\n結婚式で青いものを身につけることは、花嫁の貞節や夫婦の永遠の愛を願うという意味も込められていました。\n\n現代では、青いものは必ずしも目立つものでなくても良いとされており、\nハンカチやアクセサリーなど、花嫁の目に触れるものにさりげなく取り入れられています。\n\nサムシングブルーは、長い歴史の中で受け継がれてきた、\n花嫁の幸せを願う素敵な言い伝えなのです。
リゾートウェディング

リゾートウェディングの魅力を徹底解説!

「リゾートウェディング」とは、その名の通り、国内外の行楽地で結婚式を挙げることを指します。 日常から離れた非日常的な空間だからこそ味わえる開放感の中で、特別な一日を過ごすことができます。 青い海と空が広がる海岸や、緑豊かな高原など、その土地ならではの美しい自然を背景に結婚式を挙げれば、きっと忘れられない思い出になるでしょう。 リゾートウェディングの魅力は、何といってもそのロケーションの素晴らしさです。 青い海と白い砂浜が広がる南国の島々や、雄大な山々に囲まれた高原リゾートなど、非日常的な空間は、それだけで二人の特別な日を彩ってくれます。 また、リゾート地ならではの施設やサービスも魅力です。 オーシャンビューのチャペルや、ガーデンウェディングなど、結婚式場もバリエーション豊かです。 さらに、宿泊施設やレジャー施設が充実しているリゾート地も多いので、結婚式の前後もゲストと共に楽しむことができます。