結婚のしきたり~家族書について~
いいウェディングにしたい!
先生、「家族書」ってなんですか? 結婚式で何か使う書類のことですか?
ウェディングガイド
いい質問ですね!「家族書」は結婚式ではなく、結婚の約束をした後、両家が顔を合わせる結納という儀式の際に交換する書類のことです。 結婚式で使うものではありません。
いいウェディングにしたい!
そうなんですね。では、家族書にはどんなことを書くのですか?
ウェディングガイド
家族書には、その名の通り家族について書きます。 両家の家族構成を知るための書類なので、家族の氏名、続柄、年齢を両親から順番に書き、兄弟姉妹は年齢順に書きます。 家族書と一緒に親族について書いた親族書を渡すこともありますよ。
家族書とは。
結婚式で使う『家族書』っていう言葉は、家族のことを書いた書類のことです。結納の時にお互いの家で交換します。家族書には、今一緒に住んでいる家族の名前、関係、年齢を、お父さんお母さんの順番に書きます。兄弟姉妹がいる場合は、年齢順に書きます。家族書と一緒に、親戚のことを書いた親族書も渡します。
家族書とは
– 家族書とは
-# 家族書とは
結婚が決まると、両家の顔合わせを行い、その後、結婚の約束を正式に交わし、両家の結びつきを強めるための儀式として、結納を行うことがあります。
この結納の際に、両家で交換するのが「家族書」です。
家族書とは、結婚する二人の家族構成を記した書類のことです。そこには、氏名、生年月日、職業、最終学歴などが事細かに記されています。
家族書を作成することで、お互いの家族構成や親族関係を把握することができます。これは、結婚後の親戚付き合いを円滑に進める上でも大切な意味を持つのです。
例えば、結婚式の招待客を決めたり、席順を考えたりする際に、家族書の情報を参考にします。また、結婚後に親族の不幸があった場合などにも、家族書の情報が役立ちます。
家族書は、形式にとらわれず、手書きで作成しても、パソコンで作成しても構いません。最近では、インターネット上で簡単に作成できるテンプレートなども配布されています。
結婚する二人にとって、家族書の作成は、お互いの家族について深く知る良い機会となるでしょう。
家族書に書くこと
– 家族書に書くこと
家族書は、結婚する二人の家族を紹介し、お互いの家族構成を理解するための大切な書類です。
まず、中央上部に「家族書」と大きく記載します。
家族構成の記入は、両家の世帯主である父親または母親を筆頭にする場合と、結婚する本人を筆頭にする場合があります。事前に両家で書き方を決めておきましょう。
記入する内容は、氏名、続柄、年齢の三点です。続柄は、本人から見た関係性を明確に示します。例えば、父親であれば「父」、母親であれば「母」、兄であれば「兄」、姉であれば「姉」、弟であれば「弟」、妹であれば「妹」と記入します。
記載する順番は、筆頭者を先頭に、その配偶者、子供の順に年齢順に記していきます。兄弟姉妹がいる場合は、年齢順に長男、次男、長女、次女のように続柄を明確に記入します。
未婚、既婚に関わらず、全ての兄弟姉妹について記載する点は注意が必要です。また、既に亡くなっているご家族がいる場合は、「故」と記載し、年齢の欄には記入せずに空欄とします。
家族の人数が多く、一行に書ききれない場合は、改行して見やすく、丁寧に書くことが大切です。
家族書は、結婚する二人の新しい門出を祝うと同時に、両家の親睦を深めるための第一歩となる大切なものです。心を込めて丁寧に作成しましょう。
項目 | 説明 |
---|---|
書類名 | 家族書 |
筆頭 | 両家の世帯主(父または母)または結婚する本人 ※事前に両家で要相談 |
記入内容 | 氏名、続柄、年齢 |
続柄 | 本人から見た関係性 例:父、母、兄、姉、弟、妹 |
記載順 | 筆頭者、配偶者、子供(年齢順) 兄弟姉妹は年齢順に続柄を明記(長男、次男、長女、次女など) |
注意点 | 未婚、既婚に関わらず全ての兄弟姉妹を記載 故人は「故」と記載し、年齢欄は空欄 |
家族書と親族書
– 家族書と親族書
結婚式の準備には、招待客リストの作成や席次表の作成など、たくさんの作業が必要です。その中でも、意外と頭を悩ませるのが「家族書」と「親族書」の作成ではないでしょうか。
家族書は、一般的に結婚式の招待状に同封する書類で、新郎新婦それぞれの同居家族の名前や続柄を記載します。これは、結婚相手とその家族構成を互いに紹介し、理解を深めるためのものです。
一方、親族書は、家族書よりも広範囲な親族を網羅した書類です。家族書に記載する同居家族に加えて、祖父母や叔父叔母、いとこなど、より遠い親戚についても記載します。続柄が複雑な場合や、結婚による姓の変更がある場合は、注釈を加えるなどして、分かりやすく記載することが重要です。
親族書を作成する目的は、結婚後の親族間の関係を円滑にするためです。親族の顔を合わせる機会が増える結婚後、それぞれの親族について把握しておくことは、円滑なコミュニケーションをとる上で役立ちます。また、冠婚葬祭の際に、誰に連絡を取ればよいかなどが一目でわかるため、いざという時に役立つでしょう。
家族書と親族書は、結婚式の準備を通して、両家の親睦を深めるための第一歩と言えるでしょう。
項目 | 家族書 | 親族書 |
---|---|---|
記載範囲 | 新郎新婦それぞれの同居家族 | 同居家族に加え、祖父母、叔父叔母、いとこなど、より広範囲な親族 |
目的 | 結婚相手とその家族構成の紹介と理解 | 結婚後の親族間の関係を円滑にするため、親族の把握、冠婚葬祭時の連絡手段の確認 |
現代における家族書
– 現代における家族書
近年、結婚式のスタイルは多様化し、それに伴い結納の形式も簡略化される傾向にあります。かつては結婚の必須条件とされていた結納も、最近では省略されるケースが増え、家族書も目にする機会が少なくなってきました。
しかし、結婚は二人の愛の結びつきだけでなく、両家の歴史と伝統を受け継ぎ、新たな家族の絆を築くことであるという考え方は、現代においても深く根付いています。そのため、両家の結びつきを大切にする家庭では、今もなお家族書を重要なものとして捉えています。
家族書は、単なる形式的な書類ではありません。そこに記された家族の歴史や価値観、そしてこれから共に歩む未来への願いは、お互いの家族への理解を深め、尊重し合う気持ちを育むための大切なツールとなるのです。
結婚を機に、家族の歴史や文化に触れ、未来へと繋いでいく。家族書は、そんな貴重な機会を与えてくれる存在と言えるでしょう。